ざっしゅ

【雑酒】


例文

雑誌を読み、雑種を飼い、雑務をこなし、
雑菌と雑音のなか雑踏をかき分け
雑居ビルの雑貨屋で雑記帳を買い、
雑学や雑感を雑記としてそこに記し、
雑草しげる雑木林を抜けて友の家へ行き、
雑然とする部屋で雑用を済ませたあと、
雑煮をあきらめ雑穀を雑炊にして食い、
雑多な雑念を雑談の糧としつつ、
雑に過ごして雑食の果て雑魚寝する。
むろん、飲む酒はざっしゅである。


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