『月刊やさい通信』
この番組をみれば
自宅でも永田農法の野菜が作れます!

都市型市民農園の理想形が
練馬区にあった。


日本全国の、注目する農業の現場を
糸井重里が訪ねる『月刊やさい通信』。
最近、収録現場でも
「『やさい通信』観てますよ!」と
声をかけられることが多くなりました。
今月で6回目の放送となる『月刊やさい通信』は
9月24日(土)午前11時より
NHK総合でオンエア
です。

今回、糸井重里が訪ねたのは
キャベツの産地として知られる
東京都練馬区で、
「大泉 風のがっこう」という
農業体験型市民農園を主宰する、白石義孝さん。

この「風のがっこう」という施設は
地元のプロ農家である白石さんの、
講習付き市民農園です。

今まで野菜作りの経験が無い人も
ここに来れば畑も道具も貸してもらえます。
そのうえ、季節に合わせた作物の
畑の作りから収穫までを
カルチャーセンターのように学びながら
楽しめるのです。
つまり、白石さんは
市民農園の主宰者でもあり
インストラクターでもあるというわけです。

以前、糸井重里がテレビ番組の企画で
インストラクター付きの農業団地を作るという
アイデアを披露したことがありました。
(それはこちらで読めます。)
その時もポイントは、まさにこの
「インストラクター」の存在でした。

白石さんが週末に実際に行っている授業は、
とても見事なものでした。
一年を通じて野菜を作り続けるというのは
とても大変なことのように思えますが
白石さんが考え出したカリキュラムでは、
講義も作業も含めると
ちょうど2時間くらいで終わるように
設定されているのです。

取材中、
「都市で農業を行うことの違和感」
について話が及んだ時に
白石さんから出てきた答えは
なるほど! と膝を打つものでした。

「元々、付近に川が流れる肥沃な土地で
 農業が盛んになりました。
 その場所に人があつまり都市が生まれたのです。
 つまり、都市は後から生まれたものですから
 都市こそ、農業に向いている場所と言えるのです。」

「はじめての中沢新一。」における
テーマのひとつに
縄文時代からの視点で現在の東京を見る
『アースダイバー』があります。
白石さんがおっしゃったのもまさしく同じこと。
その視点で見るとこの都市農業も理解ができる!

収録中に「農業」と『アースダイバー』が
頭の中でつながったその瞬間、
糸井重里が「ニヤリ」としたのを
スタッフは見逃しませんでした。

とにかく、糸井重里が感心しまくった
「風のがっこう」をお楽しみに。


『月刊やさい通信』
9月24日(土)午前11:00〜午前11:30 NHK 総合テレビ
9月26日(月)翌03:15〜翌03:45 NHK BS2オンエア!



昨年の夏に大反響を呼んだ
「糸井重里のおいしい野菜をつくっちゃいました」
が書籍になりました。




『糸井重里の つくって食べよう おいしい野菜』

著者
糸井重里・永田照喜治・こぐれひでこ 著
NHK「糸井重里のおいしい野菜つくっちゃいました」
制作班 著
定価   1,260円 (本体1,200円)
ISBN   4-14-040212-1


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2005-09-23-FRI