LDKWAREデビュー記念 YAECAになりたい。ラカグに立ちたい。 一日販売員やります。
ヤエカ(YAECA)と「ほぼ日」は、このたび
「LDKWARE(エルディーケーウェア)」を
いっしょにつくりました。
東京神楽坂のラカグ(la kagū)で開催する
ポップアップストアを手伝うため、
「ほぼ日」のスガとヒグが一日販売員をやることに。
LDKWAREと、あこがれのYAECAの服を着て
みなさまをお迎えしたいと張り切っています。
まずは当日のユニフォームを選ぶようすをお伝えし、
販売員になる3月6日には、テキスト中継いたします。
パート1 YAECAになりたい。

こんにちは、ほぼ日のスガノです。

LDKWARE POP-UP STORE & SITE
あまりに方向性の違うおしゃれをして
座談会に臨んでしまい、
ごらんくださったみなさまに
「完全に浮いてる‥‥」という
ご心配をおかけしてしまった私です。

ええ、最近、気づいていました。
おしゃれすればするほど
どこに行っても浮きまくるのです。
もっとみなさんに、好感をもってもらえるようになりたい。
いや、好かれる好かれないとかじゃなく、
通常の路線から脱落している自分をなんとかしたい。

個人的には、仕事と子育てで毎日がめまぐるしく、
「これ、かわいい!」の感覚が
15年ほどフリーズしていることも
原因のひとつでしょう。

先日の座談会では、
みなさまにまじって
にこにこして話してはいるものの、ずっと

「いまのおしゃれは、
こうなっていたのかーーーーっっっ!!」

と心の中で泣きながら叫んでいました。
そして、目の前にいる方々がキラキラしてて、
強いあこがれを抱きました。

私とみなさんの、
何が違うのでしょうか?
きっとぜんぶです。

そこで、私はこのたび、
LDKWAREのポップアップストアとなるラカグ
いっしょに一日販売員をやることになった
「ほぼ日」の経理ヒグ(本名 樋口)を誘って
YAECA APARTMENT STOREに行くことにしました。

▲これからあこがれのYAECAのお店へ。
▲ふつうのおうちに「やっほー」と
遊びにいくような感じ。
▲「OPEN TODAY」と書いてありますね。
▲ドキドキしています。

YAECAのお店は恵比寿や白金にもあります。
私はあの座談会後、ひそかにかなりショックで、
恵比寿のお店に直行しました。
そしてシャツを1枚買いまして、
この夏じゅう着ていました。

▲マンション風のドアからは想像できない
日差しがやわらかく入るお店です。
▲YAECAの方々と、ごあいさつします。

私は、今日ここに来た理由を
YAECAのスタッフのみなさんに
単刀直入に申し上げました。

▲ここでおしゃれを勉強したい。

実は、ラカグのポップアップストアで
3月6日(日)に樋口と菅野、
一日店員をすることになりました。
そこでLDKWAREを着るのですが、
YAECAというブランドについて
少しでもわかったうえで店頭に立とうと思い、
本日やってきました。

‥‥というのはたてまえで。

YAECAのみなさん
「たてまえで」

私、おしゃれになりたいんです。

「おしゃれに?」

はい。
独自路線はこりごりなんです。

「いや‥‥あの‥‥
その人らしさがファッションに出ているのは
すばらしいと思うので、
スガノさんはそのままでいいと思います」

▲「ビフォー」のスガノとヒグチ。
これはどうしたものかと自分たちでも思います。

いえ、でも‥‥(食い下がる)、
自分がちょっと嫌なんですよ。
嫌なのに、どうしていいかわからないんです。

まずは、ズバリお聞きします。
(息を吸う)

人は、服装だけで
おしゃれになるのか?

それをまず、うかがいたいんです。

「服装だけで‥‥?」

▲必死に食いついて質問する私たち。

つまり、痩せたり、性格を静かにしたり、
お化粧をなんとかしなくても。

「なるほど。
うん。わかりました。
服装で‥‥変わると思います」

なんと!
 
「毎日を送るなかで、
『自分は服装を特に気にしないし、
着るものなんて、まぁ、
何を着ててもいいんです』
という人はいます。
それはそれで、いいと思います。
でも、もしも、
自分が『こうありたい』というイメージが
あるとしたら、
その人間像に、服装で近づくことはできると思います。
例えば、大きいサイズの服は人を太らせる、って
よく言われますよね?
自分が『すてきだ』と思えるイメージの服を
身にまとうと、
自分が服に近づくように
どんどん変わっていけると思います」

▲私たちも、変われるかもしれない。

じゃあ‥‥例えば雑誌を買って
いまはどんなのがすてきなんだろう? と
イメージを探すことも大事ですね。

「雑誌を参考にするのはすごくいいし‥‥もっと言えば
『買う』という行為そのものが、すでに
いいと思います」

買うのがいいんですか?

「はい。とてもいいと思います。
自分自身のことでもよく思うのですが、
結局、買ったものしか身にならないんですよ。
つまり、自分のお金で買った雑誌、買った服‥‥」

▲おしゃれについて大事なことを
どんどん教えてもらう。

身銭を切って買ったものは
つまり、自分がそれだけ切実に欲している、
ということだもんなぁ。
「限りあるお金を、私はこの部分に使うんだ」
という意思表示でもあります。
そうでないとおしゃれが身につかないというご見解、
すごく納得がいきます。

では、YAECAの店内を見てまわることにしましょう。
とはいえ服はハードル高い気がするから‥‥、
ヒグ、まずはアクセサリーから見よう!

ヒグ
「はいぃ!」

▲まったく緊張がとけないヒグ。
▲こういうときは小物から見るのが
ヨワヨワショッピングの鉄則。

‥‥と思ったら‥‥
なんだろう、この‥‥指輪?!

▲わっかだけの細い指輪。

ヒグ
「せせせせ繊細すぎます。
私にはとうてい‥‥」

皮膚に埋もれてしまいそうですね。

▲どのアクセサリーきれいで繊細です。

このネックレスの上に自分の顔が来ると思うと‥‥。

ヒグ
「いやぁ、ニュアンスを
かき消してしまう気がします」

私たち、顔が濃ゆいのかなぁ(そんなことはない)。

▲あの人だったら似合いそう、とか、
そんな情けないセリフばかり出る。

「いちど試してみてください」と
スタッフの方がやさしく言ってくれる。
ちなみに、お値段も訊いたらすぐに教えてくれます。

「‥‥‥‥‥‥」

なかでもふたりが、
いちばん気持ちを動かされたのは
こちらのバングルでした。

シルバーのおおぶりな腕輪です。

YAECAスタッフの方
「このバングルは、YAECAの定番のような商品です」

YAECAファンみなさんの中では
とてもポピュラーで、
「YAECAらしいアクセサリー」の
ひとつなんだそうです。
これをつけたら、私たちもYAECAになれる‥‥?

あっ、スタッフの方が取り出しちゃったよ!
どうするどうする? トライするしかない?

ド緊張しています。まずは破壊しないか心配。

つけました。はぁぁなるほど、とってもすてきだ!

でも、私がつけると、
超合金ロボットみたいじゃない?
ロボ感出てない?

ヒグ
「そんなことないですよ。すてき‥‥!」

異常にうらやましそうに見るヒグ。

YAECAスタッフの方
「もしよろしかったら、ヒグチさんもぜひ」

ふぇぇぇ‥‥いいんですか?

「‥‥‥‥‥」

「‥‥‥‥‥‥」

「欲しいです」

欲しいですね。
欲しいです。

▲呆然とするふたり。

(パート2につづきます!)

2016-02-29-MON