11  どないして、つぶやくのん?
鶴瓶 つぶやかな。
糸井 うん。
鶴瓶 こないして‥‥
ものっすご仕事ふやしてますやん。
糸井 うん。
‥‥いま、ぼくのところで予告しました。
鶴瓶さんがいまから
初めてのツイッターをやります。
鶴瓶 つぶやくんやね。
糸井 そうそう。
鶴瓶 どないしてつぶやくのん?
糸井 「つぶやく」っていうことばはね、
どうでもいいんですよ。
鶴瓶 (キーボードを見て)
あー、つぶやくんやないやん。
打ってるやん、そらあかんわ。
おれ、それ、ぜったい無理や。
糸井 じゃあ鶴瓶さん、
いてもらうだけでいいですよ。
ほんとは鶴瓶さんの
アカウントをつくろうと思ったんだけど
それはもう、いいや。
鶴瓶 アカウント?
‥‥なんやわかりませんけど、
ここでしゃべってればいいんですね?
糸井 はい、大丈夫です。
‥‥で、
ぼくがいま、予告をしましたから、
「鶴瓶さんが来たぞ」ということが、
可能性としては
20万人くらいの人に知らされています。
鶴瓶 えぇ?!
─── 動画中継も始まってます。
もう見にきているかたがいらっしゃいますね。
糸井 いま、みてますって。
鶴瓶 なんで? 動画?
糸井 ユーストリームっていう、
動画の「生放送」もやってるんですよ。
鶴瓶 へえー、ここで。
─── いま90名の人が見ています。
鶴瓶 90?!
─── あっという間ですね。
糸井 なるんですよ、こんなふうに。
鶴瓶 で?
おれがつぶやいたらええの?
─── ‥‥あ、もうみている人が
200‥‥300人になってます。
鶴瓶 そんな急に。
糸井 急に(笑)。
そうなんだよ、急になんだよ。
鶴瓶 へええーー。
そうそう、おれの、ちょっとケータイある?

(ビデオカメラがひっくりかえる)
─── おおー、中継中、中継中!(笑)
鶴瓶 中継中に、なにしてまんの?
─── すみませぇん!
糸井 呼ぶね(笑)、なにかを呼ぶね!(笑)。
鶴瓶 えぇ!
なんやのそれ、中継中にカメラひっくり返すって。
糸井 ないよ、ちょっと(笑)。
鶴瓶 ないの? こういうこと。
糸井 それは(笑)、ないよ。
鶴瓶 ‥‥なにしてんの!
─── すみません。
鶴瓶 ‥‥? 笑てはるやん、だれか。
─── えーと、いまですね、
中継をみなさん、こういうふうにみています。
(PCをみせる)
鶴瓶 えぇー?
あ、こうなんや。
「こんにちはぁ」(笑)。
これは何人みてはんの?
─── いまは400から600。
鶴瓶 なんでそんな人が
こんな時間にみてはんの。
糸井 なんでそんなぎょうさん。
鶴瓶 あ、12時10分いうたら休みや。
糸井 あ、そうだね。
鶴瓶 休みやからたくさんみてはんねや。
「ああ、こんにちはぁ」。
で、これ、声も聞こえてんの?
糸井 聞こえてます。
鶴瓶 生で。
糸井 生で。
鶴瓶 ‥‥え、あ、ちょっとおれ、遅れとるやん。
─── あ、そうなんです、
すこしタイムラグがあるんです。
糸井 たとえばなにか、
鶴瓶さんから質問するじゃない?
すると、バーッと返ってきますよ。
鶴瓶 ああ、なるほど。
‥‥ぼくの一門会に、
このあいだ来られた方いますか?
大阪のピロティホールの、一門会。
糸井 おお、限定された質問だね(笑)。
いたりして。
鶴瓶 いないでしょう。
糸井 鶴瓶さんは、
いないと思って聞いてるよね。
鶴瓶 はい。
─── あ‥‥
(ツイートを読む)
「友だちが行ってました」。
糸井 ほらほらほらほら。
鶴瓶 友だちが、へぇー。
─── (ツイートを読む)
一門会に行った人は‥‥
26歳の女の人だそうです。
鶴瓶 へぇ、若い人やね。
糸井 よかったねえ。
糸井 あー、いろいろ、みんな言ってますよ。
(ツイートを読む)
「鶴瓶だ、鶴瓶だ。駿河学だ」
鶴瓶 ぅふっふっ。
そんなん言うてはんねん。
糸井 うん。

※駿河学

 するがまなぶ。
 鶴瓶さんの本名です。

糸井 (ツイートを読む)
「おっと師匠、見たい。でもパソコンない」
鶴瓶 え、何?
パソコンないのに何してはんの、その人は。
どないして、これをしったの?
糸井 ケータイでみてるんです。
鶴瓶 ほおー、へえー。
糸井 (ツイートを読む)
「いきなりカメラがこけましたね。
 これに勝てる話題をお願いします」
ですって。
‥‥あれに勝てる話題なんかないよ(笑)。
鶴瓶 いま起きたことがいちばんおもろいんや。
前に起きたことを話しても
ぜんぜんおもろないでしょう?
そやから、カメラが落ちたのの、勝ち。

(つづきます)
 
2011-01-13-THU
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