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第1024回
ほぼ日編集部様
1月28日のニュースから
今日は27日(アメリカ現地時間)に
国連安保理で行なわれた二つの調査報告について
一言言及しておかんといかんごたるねえ。
イラクの大量破壊兵器に関する調査は
二つの機関で行なわれていました。
一つは国連安保理の所属機関
「国連監視検証査察委員会」(UNMOVIC)が
行っていた主として化学・生物兵器に関する調査。
27日は委員長のブリスク氏が報告を行いました。
もう一つは核兵器に関する調査を受け持っていた
「国際原子力機関」(IAEA)の
エルバラダイ事務局長の報告ですね。
普通の新聞読者やテレビの視聴者は
そこまでキチンと分けて見ている人は
あまりいないかも知れません。
しかし、アメリカを初め各国が
今後の行動の基準にするのが
この二つの機関の調査報告書であるのは
間違いないところなので、
ここはちゃんと何がどう言っているのか
知る必要がありますね。
時間がないのでポイントをズバリといっておきますが、 UNMOVICのブリスク委員長の報告は
「VX神経ガスの兵器転用の可能性がある」
「イラクは大量破壊兵器の破棄に応じていない」
「炭素菌関連物質の申告漏れ」
などとイラクが「重大な違反」を犯しているという
認識を示した。
これは事前の予想よりかなりイラクには
厳しい見方になっているようだ。
ま、イラクを早く攻撃したくて
ウズウズしているアメリカのブッシュ大統領らの
強硬派にとってはかなり好都合な結果と言える。
ところが、一方のIAEAの
エルバラダイ事務局長の報告は
「大きな進展を得た」
として査察活動がうまくいったことを評価。
さらにこう言っている。
「今後2、3ヶ月以内にイラクに
核兵器開発計画がないことを証明できるはずだ」
つまり、エルバラダイさんの方は
イラクにはアメリカの言うような
核兵器の開発の痕跡はみられないんだよ!!
と言い切っているんだね。
エルバラダイさんはエジプト出身の人だけに、
アメリカのやみくもなイラク攻撃は事実を示すことで
食い止めたいという気持があるんでしょうね。
2、3ヶ月待ってくれよ!と言っているんですね。
でも今のアメリカはもうすでに湾岸地域に
15万人の兵力を展開済みで何が何でも
戦争をやる気ですよ。
私はこんな調査結果が出ても戦争を一方的に
仕掛けるのはまさに
「侵略行為」「戦争犯罪」だと思うんですが、
アメリカのメディアで正面切って
そういうところがないのが悲しいですね。
では出かけます
また明日・・・・
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