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第1021回
ほぼ日編集部様
1月25日のニュースから
東京は今日も冬晴れの一日になりそうですね。
パソコンに向う私の左手に、
窓いっぱいに雲ひとつない青空が広がっている。
私は単純なので朝早くから
こういう上天気を見られただけで、
うん、今日は何となくいいことが
ありそうな気がしてしまう。
実際にはそうは問屋が卸さないんですけどね。
なんとなくの幸せ感というのってありませんか???
ま、そういうことで
今日も「あのくさ、こればい」の始まりですばい。
いくつかあるんですが、
まずスポニチの社会面にあったこの見出し。
「天皇陛下『ありのままに伝えて』
手術内容の公表迷う医師団に希望」
天皇さんが前立腺がんで先ごろ手術をされたのは
みなさんご存知だと思うけれど、
その手術の結果をどう公表するかで
医師団には迷いがあったそうだ。
手術そのものは成功したようだ。
記事によれば、記者会見した
金沢一郎・皇室医務主管は摘出した
前立腺周辺のリンパ節には転移はなく、
前立腺の被膜の一部に腺がんの浸潤
(染み込んで広がること、と記事には注が入っている)
が認められたが、被膜を破り外には出ていなかったそうだ。
ふーん、それがどういう意味を持つのかは
今一つ分かりませんが、
まあ、成功したというのだから、
手術はうまくいったんでしょうたい。
ばってん、そんならなーして医師団は
手術の内容の公表で迷ったつですかね??
記事によれば、医師団内部には検査の結果を公表すると
「結果を基に変に勘ぐられるのではないか」
などの意見があり、
会見でどのように説明するか戸惑いがあったそうだ。
これに対し、天皇自身から
「ありのままに伝えてほしい」
という注文がついた。ま、要望というんでしょうか。
天皇さん自身が手術の結果を
ありのまま率直に国民に伝えてくれというんだから、
そりゃあ、医師団も他に選択肢はないわねえ。
言葉を換えれば、
天皇さんは 完全な情報の公開を
望んでいたちゅうこつですたいね。
記事によれば、金沢主管は
この天皇の言葉に感激したらしい。
こういうコメントが出ている。
「感激した。
陛下は事実を素直に受け止め、
思慮深くお考えになっている」
この記事には今の天皇をめぐる
様々な問題が顔を出している。
皇室の問題になると誰もが昔のように
段々腰を引いて恐れ多いみたいな感じになっている
日本の状況。
しかし、その中で一番民主的であろうと
いつも努めているのが他ならぬ天皇自身なのだ。
終戦直後に少年時代を過ごし、
アメリカのクエーカー教徒、
バイニング夫人に厳しく
民主主義の原点を躾けられた現在の天皇さん。
実はこうした戦後民主主義の純粋培養みたいなものが、
国民が戦後の発展の中で見失っていく中で
皇室の中で守られてきた。
この点はもう少し評価されていいんだと思う。
昭和天皇と違って、
戦後の日本の憲法にある象徴としての天皇。
つまり国民とともに歩みたい。
そういう姿勢は一貫しているんですばい。
点でしか天皇のことを見ない人は分からないだろうけど、
私たちのように今の天皇が皇太子と
呼ばれていた時代から
ずーっと眺めてきている者には
その辺のことが実感として分かるのですね。
今回の手術の経過にしてもそうですが、
例の旧正田邸の取り壊し問題の際に見せた
美智子さん(皇后さんですたいね)の
毅然とした態度。
日の丸を持ってきて旧正田邸を守ろうという
古い国民の感覚そのものが
今の皇室には迷惑なんですよ。
あれは正田家が相続税の現物弁済として
財務省に納めたものなんですよね。
それは国民と同じように手続きを経て
処理して欲しい、特別扱いはして欲しくない、
そういう天皇さんご夫婦の意向なんでしょう。
本当に建築上の遺産として大変価値があるというのなら、
これはまた別問題ですが、
単に天皇家にお嫁に行った
正田さんの家だから残そうという
一部住民の考えかたには
恐らく彼らはついてはいけないという
思いがあるんではないでしょうかね。
これは前立腺がんの手術の結果を
ありのまま伝えてと希望した
天皇さんの気持と通じるものがあるように
私には思えます。
あ、これからラジオですばい。
ではまた明日・・・・
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