|
第1019回
ほぼ日編集部様
1月23日のニュースから
今日はスーパーモーニングを自宅で見ていた。
やはり体のことを考えると、
休養は必要だと最近心底思っていますねえ。
さて、23日のニュースですが、
こういうのはどうでしょうね?!
朝日新聞の夕刊から。
「マックで肥満の訴え『お門違い』
賠償請求を棄却」
「『ハンバーガー強制されていない』
米連邦地裁」
こういうのが真面目に論議されているのを見ると、
アメリカという国は本当に行くとこまで行って
馬鹿げてるなあ、とまずは思いますよねえ。
でも、こういう手前勝手な理屈が
アメリカを支えているんじゃないですかねえ??
例えばイラク問題でも
同じ手前勝手さを感じるんですけど、どうでしょう??
さて、このマック訴訟ですけど、
朝日新聞の記事によると、
ハンバーガーを食べたために肥満になったとして
マクドナルド社を訴えていたのは、つまり原告ですが、
これは身長が165センチ、
体重122キロの10代の女性だそうです。
毎日のようにマクドナルドのハンバーガーを食べ続けて
肥満になり、糖尿病など健康上の被害を受けたとして
マクドナルド社に対し損害賠償を求め、
ニューヨーク連邦地裁に訴えていたんだそうですたい。
これに対し、ニューヨーク連邦地裁は22日、
「マクドナルドの食品で肥満になる可能性を知りつつ
大量に食べたのは本人の責任。
誰もハンバーガーを食べることを強制されていない」
と訴えを棄却したという。
自分の暴飲暴食の結果肥満になったり、
健康被害の救済を法廷に持ち込んでくるのは、
そりゃあ、いくら何でもひどかばい。お門違いですばい。
まあ、平たく言えばそういうことでしょうね。
これは極端な例かも知れませんが、
アメリカにはよくある話ではありますね。
自己責任の転嫁をしたがるアメリカ訴訟社会の
「恥ずべき例」とアメリカのメディアでは
批判もあったそうだ。
イラク攻撃も同じようなところあるんですばい。
私がイランに特派員としているころ、そうですねえ、1984〜85年ごろ、
イラン・イラク戦争の真っ只中だったんですが、
あの頃はアメリカは対イランの抑止力として
イラクを支援していました。
フセイン政権がここまで大きくなって
アメリカの言う事さえも聞かなくなった裏には
アメリカの存在があったことは知る人ぞ知る、
ということですたいね。
それに関しては23日の
朝日新聞朝刊の国際面にこういうコラムがあった。
「視点」
という4段組のコラムですが、発言者は
ピエールジャン・リュイザール氏・
仏国立科学研究センター研究員(イスラム現代史)。
見出しは
「説得力欠く米国流」
で、このコラムの中で、この人物はこう言っている。
「フセイン大統領が乗るのは行きも帰りも同じ列車だ。
彼は米国の列車に乗ってやって来た。
石油の利権をめぐりフセインを支えてきたのは、
米国だからだ。
しかし、軍事ロビーの影響を多分に受けて、
米国は方針を転換した。
だから、彼は米国の列車に乗せられ
去って行かざるを得ない」
イラクの石油利権についてはこういう記事が出ている。
やはり朝日の記事だけど、国際面のトップ記事。
「イラク攻撃 反対鮮明に」
「仏 拒否権行使も 米に大統領激怒」
「独 資金も出さず 州議会選を意識」
この記事自体はフランスとドイツが
ここへ来てますますアメリカのイラク攻撃に
批判的になってきているという状況を特集したものだが、
その記事の中に面白い、というか、
興味深い記述があるんですばい。
フランスがなぜここまで態度を
硬化させているのかという理由として
こういうことがあったそうだ。
朝日の記事から引用しておきます。
「すっぱ抜きで知られる週刊誌
カナール・アンシェネによると、
訪米したシラク大統領の特使がブッシュ政権幹部から
『協力しなければ戦後のイラク復興にともなう
利権をフランスに回さない』とまで批判され、
シラク大統領が激怒、態度を硬化させたという」
ここでいう「利権」とは勿論石油のことでしょう。
こういう何気ない記事に中に実は
真実がきらりと光って見えているんですばい。
アメリカがイラク攻撃をするのは結局石油でしょう。
それがポロリとでてしまったということです。
アメリカは石油のためにイラクのフセイン政権を援助し、
また今度は石油のためにフセイン政権を潰そうとしいる。
これが先のコラムで言う
「フセイン大統領が乗るのは行きも帰りも同じ列車だ」
という指摘の意味でしょう。
そうやってみると、あのマクドナルド訴訟など
軽い軽いお話ですが、
まあ、手前勝手という意味では
同じ精神構造のように私には見えますが・・・・
ではまた明日・・・
鳥越さんがアンカーマンをされている
「ザ・スクープ」サイトはこちらです。
http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/
放送をインターネット上でも見ることができますよ!
鳥越さんの新刊が出ました!

「虚誕」
著者:鳥越俊太郎 小林ゆうこ
岩波書店
本体価:¥1800
ISBN:4000225227

「報道は欠陥商品と疑え」
著者:鳥越俊太郎
ウェイツ
本体価:¥750
ISBN:4901391224

ニュースの職人
「真実」をどう伝えるか
著者:鳥越俊太郎
PHP研究所
本体価:¥660
10月17日発売!

「桶川女子大生ストーカー殺人事件」
著者:鳥越俊太郎
メディアファクトリー 2000/10出版
本体価:\1,500
ISBN:4840101590 |