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第990回
ほぼ日編集部様
12月13日のニュースから
これから名古屋に講演に行きます。
番組移行後、極力講演などは控えているんですが、
1年ほど前から決まっているものは
仕方なく実行しています。
さて、今年も残すところえーっと、
2週間ちょっとですか?
もうそんなところに来とるとですね。
来年は私の耳はどうなるのかなあ??
今のところの不安はそれだけですね。
さて、今年は日本の国のあり方を
根本から問う色んなことがありました。
長野の田中康夫知事の再選は
「脱ダム」
という一点で大きな示唆を
日本中に示したのでした。
高速道路の建設を巡っても、
これまでのように地元と
これにかかわる国会議員の要求に従って
ドンドン作っていっていいのかどうか、
疑問が出され、
方向転換が出されようとしています。
そう簡単に急ブレーキはかけられないので、
スピードダウンしつつ、
行き先を変えるという
ちょっとまどろっこしいやり方ではありますが・・・
そういう中で、熊本県では
荒瀬ダムの撤去が決まりました。
もちろん老朽化というのが
直接の原因ですが、
背景には「もうダムはいらないよ!!」
という国の基本的なあり方に対する
国民意識の変化があるようですね。
これは長野県で示されたものと
同じ流れのようです。
さあ、そこで今日のニュースですが、
朝日新聞13日朝刊の3面に
あまり目立たないこういう記事が・・・
3段見出しなんだけど地味な扱いなんですね。
「5ダム見直し表明 近畿整備局淀川水系で」
記事に地図もついているが、
見直しの対象になるダムとは
以下の5つのダムということらしい。
「丹生」 滋賀県余呉町
「大戸川」 大津市
「余野川」 大阪府箕面市
「川上」 三重県青山町
「天ケ瀬」 京都府宇治市
滋賀、大阪、三重、京都の
4府県にまたがるんですが、
これがすべて最後は
大阪湾に流れ込む淀川の水系なんですね。
驚きますよね。
淀川というのは確かに
河口部では大きな川ですよ。
ばってんこれだけ広いエリアから
水を集めて最後は一本になっているんですね。
その水系のあちこちにダムを造ってこれまでは
1.発電
2.利水
3.防災
この三つの目的のために、
と「称して」大掛かりなダムを建設。
私たちの税金はジャブジャブと
こういうところにつぎ込まれていった訳ですね。
この辺が日本は「土建国家」
といわれる由縁ですたいね。
それを今回は見直すというんですから、
時代は変わった訳ですよ。
記事によれば、
国土交通省近畿地方整備局は
淀川水系で整備中の冒頭にあげた
5つのダム事業を見直す方針を
12日に明らかにしたんだそうです。
淀川の河川整備計画については
住民らの意見を聴く
『淀川水系流域委員会』
(委員長=芦田和男・京大名誉教授)
というのがあり、
国土交通省はこの委員会の中の部会に
その方針を示したんだそうだ。
ところが、記事によれば、
同委員会はすでに
「ダム建設を認めない内容の提言を
取りまとめる方向で協議しており、
淀川水系で『脱ダム』が進む可能性が出てきた」
さらに記事によれば、
5つのうち天ケ瀬ダムはすでに完成済みで、
いまは改修工事が計画されている最中だそうだ。
その他の4つは本体工事前の
周辺道路工事が進められているところだという。
記事にはさり気なくこう書かれている。
「国交省によると、
国直轄ダムが着工後に中止された
例はあまりないという」
そうか、これまで国土交通省のいうがままに
日本中をダムだらけにしてきた
この国の行方に対し
ようやく歯止めが掛かってきたんだなと思う。
記事は最後にこう書いている。
「同委員会は
『ダム建設は原則的に抑制する』
『建設する場合は住民の合意が得られた場合に限る』
との提言案を年明けにもまとめる方向。
同整備局は『提言は尊重する』
との立場を示している」
ということですよ。
これからは私たちにはあまり見えなかった
ダムの問題についても
しっかり見ていこうじゃないですかねえ。
ダムってものすごくカネかかって、
そして自然は破壊するんですからねえ・・・
ダムって戦後日本の象徴ですよねえ。
それが分かればいいんですけど。
さ、名古屋だ!!
また明日・・・・・
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