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第982回
ほぼ日編集部様
12月4日のニュースから
番組終ってからもまだ間に合うことに気がつきました。
ほぼ日更新の11時まであと30分。
これは4日のニュースじゃないんだけど、
気になっていたニュース。これは書いておかねば・・・
と思っていて机の上に残していたものが今日の話です。
朝日新聞2日付け朝刊2面にこういう見出しと写真が出ていた。
「『三銃士』『モンテ・クリスト伯』
デュマの遺骨『殿堂』入り」
「『祖母が奴隷』で不当評価
生誕200年 やっと『償い』」
この見出しだけではあまりピンと来ませんよね。
私も若いときには
この『三銃士』とか『モンテ・クリスト伯』の
小説を読み耽った記憶がありますので、
ほう、あのアレクサンドル・デュマのことかいなあ・・・
ぐらいは分かったんですが、今一つ理解できません。
で、読み始めて驚きました。
知らなかったんですね、そんな事実があるなんて。
小説の解説なんかにもそんなことは
書いてなかったよねえ・・・と思いながら・・・
でも専門家には周知のことかもねえ・・・
なんて、いや、
一般読者は知らないはずだよなあ・・・
と考えここに紹介することにしました。
この記事のキーワードは
『祖母が奴隷』
というところです。
記事によると、フランスの文豪と言われる
あのアレクサンド・デュマの遺骨が
11月30日、フランスの偉人をまつる
パリのパンテオンに移送されたんだそうだ。
デュマの遺骨はこれまでフランス北部の生誕の地に
(どこか書いてないので分かりませんが・・・・)
埋葬されていたという。
しかし、今年デュマの生誕200年にあたり、フ
ランス政府は彼の遺骨をパンテオンに
移送して埋葬することにしたんだそうだ。
式典でシラク大統領はこう述べたと記事は書いている。
「今日、フランスは天才に敬意を表するだけでなく、
不正を償う」
記事によれば、大統領はデュマに対する
「不正」は
「奴隷だった先祖の肌に押された
焼き印のように付きまとっていた」
が、その作品は
「国民のアイデンティティ構築に資するものだ」
と讚えたそうだ。
つまり、デュマのおばあさんが
恐らくアフリカから連れてこられた奴隷だったんだろう。
だから、あれだけ人気のある作家であるにもかかわらず、
偉人を祭る「パンテオン」に
葬られることもなかったものらしい。
あの「自由」「平等」「博愛」を合言葉で
フランス革命を成し遂げたこの国でさえ、
人種的な偏見が今日まで
取り除かれてこなかったことに正直、驚く。
そしてなによりも私たちが子供のころより愛した
ダルタニアンが活躍する『三銃士』の世界の背後に、
「奴隷制度」というものが存在したこと、
これに驚いたんですばい。
それにしてもだ、デュマはそうした
障害を乗り越えて文豪になったんだと思うと
またもう一度読んでみたくなるよねえ。
ではまた明日・・・・
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