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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第972回

ほぼ日編集部様

11月24日のニュースから

毎日新聞にこんな小さな記事が出ているの、
誰か気がついたかしらね??
31面、社会面ですばい。

「ベーカー駐日大使 曽我さんと面会へ 夫起訴問題で」

僅か18行の短信に近い記事だ。
しかしこれは、「週刊金曜日」問題で
あれだけ「週刊金曜日」を責め、
曽我さんへの大いなる
かつ麗しき同情心を表明した
世の多くの人々には
聞き捨てならないはずのニュースなんだよね。
でも、このニュースの問題点を
どこのメディアも指摘しないと
誰も見向きもしない。
ほとほと日本人の、
とくにテレビの視聴者なるものの
エセヒューマニズムみたいなもんが
見えてうんざりだなあ・・・
こう書くとまたエセ同情心論者が
反発するだろうが、大いにやって下さい。
曽我さんのことなんか
本気に心配してもいないくせに
心配して見せる演技力をお持ちの方は!!

この記事の中身はこういうことだ。
曽我ひとみさんが
夫のロバート・ジェンキンスさん(62)
の脱走兵としての訴追問題で
心を痛めていることは皆さんもご存知でしょう。
将来子供たちが北朝鮮から帰ることになった場合、
この夫の問題は彼女にとっては最大の問題な訳です。
これは蓮池夫妻や地本夫妻とは
違う問題を含んでいて、
これは個別に解決をしなければならない
問題でしょう。
だから曽我さんは自分が一人ででも
アメリカ大使館に出向き事情を聞きたいと
これまで漏らしていたそうなんですね。
そういう話がアメリカ大使館側に入ったのかどうか、
その辺の事情は分かりませんが、
24日の毎日新聞によると、
米大使館側は曽我さんが住む真野町に
ベーカー大使が会う用意があると
連絡してきたんだそうだ。
脱走兵の問題は国務省や国防総省にとっては、
特にイラク攻撃を間近に控えている時期、
特に微妙な問題なはずだ。
大使としてはどう結論が転ぶか、
予想がつかない問題で曽我さんと
直接面会するというのはかなりの英断だと思う。
そういう事情を知ってか知らずか、
せっかく手を差し伸べてくれた
大使の申し出を曽我さん側は断ったらしいんだねえ。
ええっ、なんで???
そう思うでしょう?
私もなんで??
と思いましたばい。
で、記事をよく読むと、
大使館からは「25日か26日」と
面会の日を二日間も予定として入れて来たそうだ。
忙しい米大使としてはかなり
異例のことなんではないだろうか?
ところが、曽我さんの方は
せっかくの申し出をあっさり断ったというではないか。
それも断りの理由というのが
高野宏一郎・真野町町長の予定がつかないからだ、
というから、これはおかしいぞ!!
なんで、曽我さんの個人的な問題に
町長などがくちばしを入れてくるんですかねえ?
曽我さんが個人として大使に会い、
事情を説明してアメリカ側に善処を
お願いすればいいじゃないですか。
町長ごときにでしゃばらせて、
曽我さんの最大の心配を
少しでも軽減するのを妨げるのって、
これは許せんばい!!!
世の奥様方よ!
こういうときに怒って下さいよ!
こういう事情のために曽我さんは
大使に会う機会を先延ばしにして、
26〜29日には上京し、
中山恭子参与や安倍官房副長官と面談するんだと・・・・・
なんか順番が違ってやしないかいな。
朝日新聞も曽我さんが上京のニュースは書いているが、
肝心の米大使との面談については
「当初は米国大使館を訪れて夫の処遇に
 配慮を求めることも検討されたが、
 関係者の日程調整がつかなかった」
と簡単に書いている。
違うでしょう!
曽我さんは会って事情を聞きたいわけでしょう。
それを町長だか誰か知らないが、
曽我さん以外の人物の意向で
それが出来なくなったというのが事実でしょうに。
そこんとこを朝日新聞は書いてないし、
誰もいわないから問題点が分からないんですばい。

ちゅうところで時間ですばい・・・

また明日・・・・・

2002-11-25-MON

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