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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第954回

ほぼ日編集部様

11月5日のニュースから

朝の番組をやるようになってからというもの、
新聞を丹念に読む時間がとれなくなっている。
これじゃあ満足な「あのくさ、こればい」も
書けないわけで、
何らかの形で改善したいと思っています。

さて、5日の新聞では朝日新聞の夕刊に載っていた
この記事がええっ!?と目を引きますばい。

「雪印食品偽装 公表企業、廃業へ 
 西宮冷蔵、売り上げ激減」


覚えているでしょうか?
あの一連の食品偽装問題の発端になった
「雪印食品」という会社。
偽装が問題になった後、消費者の過剰反応もあり、
あっという間に会社そのものが潰れてしまった。
潰れて当然という人もいるでしょうが、
安全上の問題は何もないのに
倒産までしてしまうのにはちょっと驚かされた。
私は今でも雪印食品は
生き残って欲しかったと思っている。
それはさておき、その偽装問題を最初に認めた、
というか、一種の内部告発をしたのが
今回記事になっている「西宮冷蔵」という会社だ。
記事によれば雪印食品の関西ミートセンターによる
偽装工作の現場になったのが西宮冷蔵で、
ここで行なわれていた雪印食品による
牛肉偽装工作を新聞社の取材に対し認めたという。
これが関係者による証言の初めてのものでここから
一気に偽装問題は大きくなっていった。
つまり雪印食品の偽装問題の文字通り
発端を作った会社で、
そこの社長、水谷洋一氏はある意味で
「勇気ある人物」として
社会に迎え入れられていった人だ、と思っていた。
ところが、この朝日の記事によると、
同社の売り上げの一割を占めていた
雪印食品分はもちろんなくなったわけで、
さらに事件後は冷凍食品会社や食肉会社など
大手を中心に荷の引き揚げが続き、
売り上げは前年度比4割までに落ち込んだという。
そういうことで西宮冷蔵としては
11月中にも会社を解散する方針を決めたんだという。
負債額は13億円だそうだ。
内部告発のこれが代償というわけだろうか?
記事によれば、水谷社長(49)は
「廃業は悔しいが、食の安全への
 関心を高めるきっかけを作れたことで
 意義はあった」
と話しているそうだ。
私の記憶間違いかもしれないが、
確かこの水谷社長は何かの選挙に出るのか出たのか、
じゃなかったかしら?
その件については何も書いてない。
水谷さんは内部告発者の保護制度の制定を求めて
署名活動を続けていたそうだ。
一方で資金繰りを模索していたが、
国交省は会社の元社員が在庫伝票の改ざんに
関与したということで、
11月3日から7日間の営業停止処分をしていたという。
今ごろ何をするのかと思うけど、
これが内部告発者への「お礼参り」
ということなのかしらねえ??

さてそろそろ出かけます。
また明日・・・

鳥越俊太郎さんへの激励や感想などは、
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2002-11-06-WED

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