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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第940回

ほぼ日編集部様

10月21日のニュースから

ワシントンDC近郊にお住まいの方、
日本人の方々から数通のメールが届いた。

皆さんの報告されている実情は
日本で想像しているより相当に深刻だし、
しかし、そこには生活が日常的に営まれているので
「やるべきことはやらなければならない」
と冷静な面もあるようです。
つまり、パニックというようなものではないようですね。

日本で見ているとワシントン中が
てんやわんやの大騒ぎというふうに見えるんですけど、
そうじゃないんですね。
参考になりました。

ただ、皆さんが生活のためどうしても
ガスステーションに行かざるを得ない、
そこでスナイパーに狙われにくい
ワシントンの町中にまでわざわざ行くとか、
ガスを入れている間は
何とか物陰に隠れようとする心理が働くんだとか、
また近づくハロウウインではどうなるんだろう??
という不安とか・・・・
現地でスナイパーの恐怖にさらされている人でなければ
分からない事情が報告されています。

レポートを送っていただいた皆さんに
お礼を申し上げるとともに
何事もないよう無事を祈っています。
有り難うございました。

それにしてもこの「ほぼ日」というのは
ほんとに世界中で読まれているんですね。
世界中のどこで何が起きても
現地にお住まいの方々から直ぐに
詳しいレポートが入ってきます。

これは新聞やテレビの情報より
遥かに詳しい事実を伝えています。
インターネットの可能性をこういうときは
改めて感じますね。
さてその連続無差別狙撃事件ですが、
アメリカのテレビを見ていると
そろそろこの犯人は
アルカイダと関連があるんではないか
という意見が出始めました。

アメリカの首都をターゲットにしていること、
世界中のテロ事件、例えばフランスのタンカー爆破事件、
クエートでの米軍人射殺事件、バリ島爆破事件、
フィリピンでの爆破事件、パキスタンでの爆破事件と
ここ数週間にの間に起きている世界中のテロ事件と
時期的に呼応する形でワシントン事件も発生していること、
またアメリカのABCテレビは
アルカイダのメンバー(と見られる)が
ゴルフの練習をするアメリカの議員に擬した人物
めがけて狙撃する訓練光景を放映していました。

テロリズム専門家の中で
「アルカイダと何らかの関連があるんではないか」
という意見が高まっているようですね。
でも今のところは全く本当のところは分かりません。
だからこそアメリカの
テレビ・新聞の報道は盛り上がっているようです。

もう一つ、別のニュース。
毎日新聞の社会面にベタ記事でこういうのがあった。

「北朝鮮の核開発『容認できない』
 朝鮮総連広島県本部委員長」


20日に広島市内で社民党の定期大会が開かれたそうだが、
その席で朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)
広島県本部の金鎮湖委員長が
来賓の挨拶で北朝鮮が核開発を認めたことについて
「容認できない」という見解を次のように示したという。

「北朝鮮には約2000人の被爆者がおり、
 私も胎内被爆者で、
 核に対する考え方は他の人とは違った微妙な立場」

先に挨拶した社民党の金子哲夫・衆院議員の
「核開発は絶対容認できない。中止を強く求めていきたい」
という発言に触れて
「私の考えと一致する。
 (中止に向けて)力を尽くしていきたい」
と語ったという。

朝鮮総連の中も拉致問題に端を発し、
相当に混乱をしているようだ。これまで
「拉致問題などは日本のマスコミのでっち上げだ」
と我々も激しく抗議を受けてきたものとしては、
今更何を言う!という思いですが、
彼らの中にも本当にまさか
そんなことが行なわれているなんて
本気で信じていなかった人たちはいたと思います。

一部幹部は拉致という犯罪行為に
深くコミットしている人もいると思いますがね。
まあ、これから朝鮮総連も内部で深刻な反省と
総括が行なわれることでしょうね。
総連関係者のメールもお待ちします。

ではまた明日・・・

2002-10-22-TUE

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