TORIGOE
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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第935回

ほぼ日編集部様

10月15日のニュースから

15日は朝から夕方まで
「北朝鮮拉致被害者五人帰国」で、
テレビに出ずっぱりで疲れましたねえ。
やはり電波は人間のエネルギーを吸い取るものらしい。
6時ころに帰宅してもう何をする元気も
残ってませんでした。
いつもなら何か自分で料理を
ちょっとばかり作って食べるんですけど、
今日ばかりは勘弁ね、と自分の体に謝り
マグロの刺し身と栃木産の露地トマトに
塩をつけてがぶりと頬張る昔ながらの食べ方。
それにパン。
もうそれだけで腹はいっぱい。
昼は一緒に番組やってる徳永ユミチャンと
ラーメン食べただけなので、
一日のカロリーは大したことはない。
これでいいのかと思うが、
まあ、何とかやっているのでいいのだろう。
と、他愛のないことで話を始めたということは
今日は朝刊がお休みだったことと
夕刊は拉致問題でいっぱい。
テレビも同じ。
こういうところでしか言えないが、
同じことばかりやってると
多少食傷気味になったりするのは確かだ。
もういいよってね。

で、夕刊で何かなあ・・・・
と捜したんだけどピタリと来るものはなかったなあ。
ただ、新聞は相変わらず
バリ島の事件を何の証拠もないまま
「アルカイダ」犯人扱いを続けている。
朝日新聞1面4段見出し。

「バリ島テロ 
 『アルカイダ関与の疑い』  国防省
 邦人所在不明者も」
「米大統領も『可能性大』」


毎日新聞は同じように

「『アルカイダと確信』
 バリ爆発で米大統領」


インドネシア当局やアメリカ大統領が
「アルカイダだ!!」と叫ぶのは
政治的な発言だとすればそれは
それなりに責任を負ってもらうことになるとは思うけど、
メディアがここまで何の証拠もない当局の発表を
「可能性大」というだけでいかにもそうだ!
といわんばかりに無批判に報じることに
私は違和感を覚える。
犯行声明なり犯人に結びつく
何らかの証拠が見つかってそういう発言なら
「可能性大」でいいんだろうけど、
去年の「9.11」の後は何でもかんでも
「アルカイダ」で片づけてしまうんじゃあ、
そりゃジャーナリズムの
ルールにも反するんじゃないでしょうかねえ。
私しゃ、ジャーナリストじゃない
「ニュースの職人」を自称してますんで
「ジャーナリズムのルール」なんてーの
は関係ないんだけどさ、
やっぱりどんな問題でも事実関係を押さえて
判断をしたいよねえ。
結果的には「アルカイダ犯行説」が
事実になるかもしれない。
が、ばってん、今のところは
分からないという点からすれば、
今の時点ではやはり当局者が
いくら踏み込んだ言い方をしようとも
それを裏付けるものがない以上は、
私たちメディア側が同じように踏み込むことは
出来ないんではなかろうかねえ・・・

あ、もう5時だ、
そろそろシャワーなどを浴びる時間だベ・・・やばい・・・
あ、今週のことを言っときます。
土曜日は福岡まで行って
「スマステーション」
(夜11時〜11時55分、テレビ朝日系列)に出ます。
福岡は故郷ですけん、
来てくれーちゅうこつらしかですばい。
日曜日は先週から始まった
TBSラジオ「CUBE」
(朝10時〜12時)
中山秀チャンと山岡三子さんと。
楽しい情報番組だよ!ラジオは楽しいよ!!!!
でも、東京-福岡-東京のとんぼ返りは辛かですばい。

ではまたねえ・・・・・

2002-10-16-WED

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