TORIGOE
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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第929回

ほぼ日編集部様

10月8日のニュースから

午前4時20分。
今日もここから始まる。
慣れてくればどうってことはないんだなあ。
さて、8日の新聞を読んでみていくつかあるが、
毎日新聞の夕刊の1面に

「YOU館 WHO?」

という人物に関する欄がある。
これを取り上げてみよう。
8日の「YOU館」は今や、
経済に関心のある人の間では
寄ると触るとって感じで話題になっている
この人についてだ!

「木村剛」

まだ40歳という若さだが、
今回竹中平蔵金融・財政担当相が作った
不良債権処理の特別プロジェクトチームのメンバーに
選ばれた。

記事の見出しは

「不良債権処理の論客 木村剛氏  
 『30社リスト』で有名に」

 
木村氏は記事によれば、
「そのハードイメージに銀行は戦々恐々。
 チームの『エンジン』といわれる
 木村氏とは何者なのか」
と形容されるほど、今の人である。

木村氏が「ニュースステーション」などに
出始めて発言するのを見るようになったのは
ここ数年のうちだ。
記事によれば、
木村氏が不良債権処理の論客として
メディアに出始めたのは4年前だそうだ。
その前は日銀を35歳で辞め、
世界最大級の国際会計事務所KPMの
ニューヨーク事務所に一人で出向き、
「日本法人を作りたい」
と交渉したと記事は説明している。
それが今の肩書きである、
金融コンサルティング会社『KFi』となって
結実したのだろうか?

木村氏が一躍有名になったのは、
俗に「30社リスト」と称されるものだ。
経営不振に陥っている企業を30社列挙してあるもので、
木村氏が作成したと言われている。
本人が否定していないところを見ると、
恐らくそうなんだろう。

銀行の不良債権処理が、
この「30社リスト」から始められることになれば、
どれもが一流の大企業なので影響はかなり甚大だ。
つまり、たとえば、その中に入っているといわれる
ダイエーなどが危機に立つこともあり得ることになる。
それは当然そうした企業に莫大な融資をしている
銀行そのものを直撃することになるだろう。
銀行はどこかがつぶれるかもしれない。
そこで小泉さんとしては来年4月からの
「ペイオフ解禁」は避けたい。
ということで結局あっという間に
「ペイオフ解禁2年延期」が決まった。
記事の最後はこう結ばれている。

「木村氏を抱えることで
 『破壊シフト』とさえ呼ばれ始めた
 『竹中チーム』。
 その行方を今、関係者は固唾をのんで見守る」

因に木村氏が日銀に勤務していた時代に
執筆活動に使っていたペンネームは

「織坂 濠」

その由来は
「織田信長」

「坂本龍馬」
だそうな。
ふーん、何やら危険な匂いのする人物ですな。
自ら一気に天下をひっくり返えしてやろうという
野心がぷんぷんである。
うまくいけばいいが、
下手すると日本が文字通りひっくり返るぞ。
いずれにしろ私たちの運命が
この40歳の人物に託されようとしていることは確かだ。
もう少しこういう人物に私たちも
関心を持って見ていようよねえ・・・・

そろそろシャワーの時間だわい・・・
ではまた明日・・・・

2002-10-09-WED

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