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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第882回


ほぼ日編集部様

8月15日のニュースから

今日は終戦記念日だったなあ、と思い出しました。
若い人たちには私たちの世代が
大正時代に感じるくらい遠い昔の出来事なんでしょうね。
57年前ですもんね。
いやいや、チャンと計算したら私の生まれた
1940年から57年前というと、
1883年、明治16年のことだ。
げぇー。
さらに終戦の年、1945年(昭和20年)から
57年前というと、1888年、明治21年だ。
明治憲法(大日本帝国憲法)が公布される前の年。
この年に毎日新聞の前身である
「大阪毎日新聞」が創刊されている。
半世紀前というのは
それくらい前ということなんですねえ。
今のばかものじゃない、
若者たちが戦争のこと知らないからといって、
そりゃあ仕方がないことでしょうね。
私が20歳の時から57年前というと、
1903年、それでもまだ明治36年だ。
私が20歳の時、そりゃあ逆立ちしても
明治36年のことなんて
想像も出来ませんでしたからねえ。
じゃあ30歳の時は、57年前というと、
1913年、大正2年だ!!
首相は桂太郎第三次内閣。
平塚らいてうさんが雑誌『中央公論』に
「自分は新しい女である」を書いて
「新しい女」論議が起こる、
と歴史の年表を見ると書いてある。
「岩波書店」が開業した年でもある。
大正デモクラシーが始まろうとしていたんだろう。
まあ、そのくらいのことしか分からないんだから、
今の20歳、30歳の人たちが終戦記念日だから、
それがどうした??
て顔をするのを責められないなあいう気はするねえ。
時間の経過と人間の記憶というのは
こんなにも世代によって違うんだということを
改めて認識した次第です。

終戦の日。
1945年、昭和20年8月15日。
私は5歳。
九州の片田舎で育った私にもあるシーンは
明瞭に記憶になって残っています。
この日は結構暑い日で、
昼前から近くの竹やぶでちゃんばらごっこをして
遊んでいましたんです。
遊び疲れて近くの本家に行ったところ、
何やら家の中の雰囲気が違っていて、
大人たちがラジオの前に
正座してかしこまっていた光景が、
一つのシーンとして記憶の底にしっかりと残っています。
それが後で知ることになる
天皇の「終戦の詔勅」だったようなんですね。
人間の記憶なんてそんなもんで
5歳ぐらいから前のことなんて、歴史なんですね。
太平洋戦争や原爆のことを知らない人が
毎年増えているのは
仕方がないことではあるんでしょうね。

てなことをツラツラ考えていましたが、
さて新聞のニュースというと、
あまりピンと来たもんがないねえ・・・・
あ、これねえ、これはちょい気になるばい。
毎日新聞の社会面のベタ記事。

「『樹海』ネット検索 保護の女子大生」

例の愛知から行方不明となり、
富士山のふもとの樹海の入り口で発見された
女子大生のニュース。
その後さっぱり続報がでなくなったのは
何か理由があるとは思っていましたが、
このキーワードを見ると何かがみえてくるのかなあ・・・
とおもっています。
つまり、記事によれば、
女子大生所有のパソコンにインターネットで
「樹海」のキーワードで
検索した記録が見つかったというのだ。

あ、もう更新の時間だ。
取りあえず送ります
間に合うのかなあ・・・・

2002-08-16-FRI

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