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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第880回


ほぼ日編集部様

8月13日のニュースから

今日は夕刊から拾ってみました。
朝日新聞の夕刊社会面に5段組の囲み記事。

「松阪牛と偽り米沢産牛販売 東急ストア
 『この食感はオス』顧客の指摘で判明」


こういうことってあるのだろうか?
というのが私の最初の反応。
つまり肉を食べて「あ、これは雌牛の肉だ」とか
「これはオスだよ」と食感で判断できるものなのか??
そういう疑問を見出しから
先ず感じて記事の読みに入りました。

で、記事の内容によれば、
東急ストアはさぎ沼店で山形・米沢産牛肉を
最高級ブランドの「松阪牛」と
偽って販売していたらしい。
東急ストアに入っているテナントの売り場責任者が
松阪牛の在庫が少なかったために
米沢牛肉のサーロインやロース肉など
26パックを約30%割高な
「松阪牛」として販売したという。
ここまではブランド好きな日本人消費者のことを考えて
テナントの売り場責任者が、
一種の詐欺行為を働いたというお話ですたいね。
山形・米沢牛肉も十分においしく、
別に松阪牛に味で負けていることはないと
私は思いますけどね。
まあ、ブランドが独り歩きをしてい
る日本の消費事情を考えると
そういうこともあるでしょうね。

さて、問題はここから先ですが、
今回この詐欺的行為がなぜばれたかという点ですばい。
記事によれば、今回の肉を食べた顧客から
「この肉はオス牛ではないか」
との指摘があって初めて
店側もそういうことが行われているのを知ったという。
ふーん、記事によれば、
松阪牛は食感が柔らかい
メス牛の肉しか使っていないんだそうで、
顧客が敏感にオスとメスとの
食感の違いを感じたんだそうだ。
私は原則として
あまり肉系は食べないようにしているので、
そんな微妙なところまでは分かりませんし、
そういう肉の世界の事情までは知りませんでした。

まあ、これだけの話ですけど、
ここには日本の食事情や食文化の
微妙なヒダ模様がでているように感じませんか?
私は米沢牛で十分に
おいしい肉を食べられると思いますけど、
メス肉しか使わないように心がけている
松阪牛の産地からすれば、
我々の努力をどうしてくれるんだ!
ということになるんでしょうね。
この小さな記事から
今日も色々と考えさせられましたばい・・・

ところで、話は変わって・・・・・
13日の毎日新聞の夕刊に私の親友、
牧太郎さんが自分のコラムで
『ザ・スクープ』の番組が終わることについて
書いているのを見つけたので、
一応ご報告しておきます。

毎日新聞夕刊3面。
『牧太郎の ここだけの話』

今日の話題のタイトルは
「自分の褌」
ちょっと妙なタイトルだが、
要するにテレビ局が新聞記事の紹介で
番組を作っているのを
「他人の褌で相撲を取る
 『ふてぇ野郎』がいるもんだ」
と指摘。一方、今回『ザ・スクープ』が
打ち切りになることについて、こう言っている。

「テレビ屋さんよ!
 『他人の褌で稼ぐのも結構だが、
 『自分の褌』も大事にしなきゃあ、笑われるぜ」
 
ここで一応関連する話ということで
最近私のところへ届いた、
いくつかの動きに関してここで
皆さんにも報告しておきます。

「『ザ・スクープ』の存続を求める会」

というのが立ち上がって活動を始めたのは
新聞などの報道でご存知だと思いますけど、
最近ついにホームページが立ち上げられたそうです。
興味のある方はアクセスしてみて下さい。
アドレスは次の通りです。

http://www.h5.dion.ne.jp/~scoop/

それから、昨日届いた連絡では

1。
8月24日(土曜日)13時〜16時  
自動車会館(千代田区九段南4ー8ー13)で
「存続を求める会」主催の
シンポジュウムが開かれるそうだ。
「テレビ番組は誰のものかー
 『ザ・スクープ』の打ち切りを問う」
というタイトルだそうだ。
市民の参加を歓迎しているという話なので
いける人は覗いて見て下さいな。

2。
8月25日(日曜日)13時〜
大田区立「生活センター」(蒲田駅5分)で、
「ザ・スクープをなくすな!」
という集会が開かれるそうだ。
主催者は元社会党の衆議院議員、上田哲氏。
 
私は当事者なので何も出来ませんが、
私の最低限の義務として
番組関して今起きていることについてここで
私からご報告だけはさせていただきます。

今日はここまで
また明日・・・・

2002-08-14-WED

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