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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第878回


ほぼ日編集部様

8月11日のニュースから

すみません、遅くなって。編集部の皆さん!
取りあえず一言だけ送ります。
一般紙は10日にちょこっと出てましたが、
11日のスポニチの芸能面に
こういう記事が出ていました。
これは齢60を過ぎた私めとしては
そう他人事ではないんですね。

「『アルツハイマー』 C・ヘストンが告白」

若い方は知らないかもしれませんが、
私たちの世代でチャールトン・ヘストンといえば
誰もが知るアメリカの俳優ですたいね。
『ベン・ハー』でアカデミー賞を
とったこともあったですね。
そのへストンさんが今年で78歳ですげな。
正直な話、私には、ええ!?まだそのくらいだったの??
という感じですけどね。
つまりもうちょっと年齢的には
上かなあと思っていたものですから。

それはいいとして、
そのへストンさんがアルツハイマー病の
進行性初老期痴呆になっていることを
自らビデオで告白したんだそうだ。
進行性のアルツハイマーというから
やがては本物のアルツハイマー、
つまり痴呆状態になってしまうことが
予想されるということでしょう。
そこでヘストンさんは
完全に自分を失う前に率直にそのことを
アメリカの国民に告げたわけですね。
アメリカ人らしいといえばそれまでだけど、
自らの運命に正面から立ち向かう心というのは、
アメリカ人の一つの潔い選択-文化でもあるんでしょうね。

ヘストンさんはこう言っているそうです。

「もしあなた方の名前を思い出せなかったり、
 同じ話を繰り返したりしたら、この病気が原因です」

日本でも同じような病気で
苦しんでおられる患者と家族が
大勢いらっしゃると思います。
私もそういう道を辿るかもしれません。
人間として生きてるうえで
避けられないこともあるでしょう。
そういうときにこのヘストンさんの選択は
何か考えさせてくれますね。

ではこれで
また明日・・・

2002-08-12-MON

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