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第876回
ほぼ日編集部様
8月9日のニュースから
昨日もアメリカのイラク攻撃について記事を紹介したが、
これからは暫くこの問題は集中してみていこうと思う。
関連記事は小さなものでもここできっちり取り上げて
今後どういうふうに展開していくか、
皆さんとともに見ていこうと思うんですね。
さて今日は毎日新聞の2面のコラム「発信箱」で
前のワシントン支局長、中井 良則記者が
「『イラク』を決める夏」
というタイトルでコラムを書いている。
コラムでブッシュさんの夏の宿題について
先ず書き始めている。
「今年の宿題はもっと血なまぐさい。
対イラク戦争だ。本当に武力を行使するのか。
いつ始めるのか。どのように攻撃するのか。
攻撃したあと、どんな国を造るのか。
『25万人の兵力で地上戦』『バクダッド電撃攻撃』。
政権からリークされた戦争計画案を米メディアは書きたてる。
政権幹部は『フセイン政権変更』を既定路線のように語る。
イラクは1年前と同じなのに『イラク討つべし』
の気分が広がる」
中井記者はワシントンでじっくりアメリカの政治を
見てきただけに、今アメリカに急速に広がっている
「イラク討伐気分」に疑問と戸惑いを覚えているんだろう。
そして、こんなアメリカの風潮に疑問を持つ
元上院議員のコメントを紹介している。
70年代にベトナム戦争を批判していた元上院議員、
マイク・グラベルさん(72)だ。
この人はこう言ってるそうだ。
「イラク攻撃は間違いだ。
ブッシュ政権は歴史を忘れている。
これではトンキン湾事件のデジャ・ビュ(既視感)だ」
これは1964年、ベトナム・トンキン湾で
米艦が北ベトナムに攻撃されたという偽りの情報で、
米議会はベトナム戦争の拡大を決議したことを
指していっているんですね。
グラベルさんにとっては、
今回のイラク攻撃でアメリカ中が燃え上がっている状況は
「いつか来た道」
なんでしょう。
ちょっと長めだけどグラベルさんの言葉を
引用させてもらいます。
「イラクが大量破壊兵器を持つ具体的な証拠はない。
不正確な情報でフセイン氏一人を排除するために、
何万人ものイラク人を殺す戦争になる。
ブッシュ大統領は、好戦的な雰囲気を維持するために、
そして経済悪化や自らの不正取引疑惑から目をそらすために、
次の戦場を必要としているのだ」
(以上ここまでを9日に書き、
ここから放送本番前に書いていきます)
さてイラクを巡るアメリカの情勢は
次第に緊迫の度合いを見せているが、
日本でもそれなりに重く受け止められだしたようだ。
その証左が朝日、毎日両新聞のこの記事だ。
「イラク攻撃 首相に米説得促す
首相経験者ら、自重求め」
(毎日新聞3面2段見出し)
「対イラク攻撃『慎重期して』 首相に歴代首相経験者」
『『米追随?姿勢』にチクリ」
(朝日新聞4面 4段囲み記事)
小泉首相が8日夜、自民党の中曽根康弘、宮沢喜一、
橋本龍太郎、森喜朗、保守党の海部俊樹氏ら
歴代首相経験者と会食して懇談した。
会談のテーマはイラク攻撃に関してだったそうで、
歴代首相経験者が「アメリカに自重するように説得すべき」
という趣旨だったのに対し、
小泉さんは「私もそう思っている」というふうに答えたようだ。
毎日新聞が歴代首相の名前をずらりと並べているのに対し、
朝日新聞には歴代首相とは誰か、肝心の名前は出ていないが、
その代わり出席者の二人が何を言ったか、
発言の中身がかなり詳しく出ている。
先ず宮沢喜一氏。
「米国がイラクを攻撃する大義が何なのか、
見極める必要がある。アフガン空爆の時は、
アルカイダ掃討による住民の解放という大義があったが、
今回はフセイン政権打倒というだけではないか」
次に中曽根康弘氏。
「総理はブッシュとの友情があるんだから、
きちんと(米国に)忠告できることが大切だ」
そしてこれは「出席者の一人」という形で匿名氏の話。
「米国の行き過ぎに、日本がある種のブレーキ役に
なるべきだというニュアンスだった」
歴代首相経験者はこう言うふうに軽く言うが、
そんなに簡単だろうか?
この人たちが現役首相だったら本当にこういう
アクションを取れるか?
実は疑問だ。
アメリカは今、日本の首相の助言など
聞く耳は全くといっていいほど持っていないだろう。
それがアメリカの現実ですよねえ・・・・
ところで、とうとうあの真紀子さんが辞職した。
同情の声はもはやないようだ。
自業自得。
ウソをつき通して国民や政治家やマスコミを騙し通せると、
なめていたことのツケ以外の何ものでもない。
私は昨年の早い段階からこういう事態をある程度
予想していたのでここで何度か書いたが、
結果的には予想通りになってしまった。
それにしても疑惑は何も説明せず、
またもや後味悪い辞職会見だったなあ・・・・・
では今日はこれで
また明日・・・
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