TORIGOE
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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第870回

ほぼ日編集部様

8月1日のニュースから

このところ毎日朝に出稿が定着して編集部には
迷惑かけてるだろうな・・・
老人は夜の仕事がまるでダメになってしまいました。
その点、朝はまだエネルギーが少しだけどあるわけです。
それを先ずほぼ日に使って一日を始めています。
この原稿を書かないと
やはり一日がどうしても始まらない!!
さあ、行くぞ!!
毎日新聞の2面にかこみ記事。

「平均寿命また延びた 
 女性84.93歳 男性78.07歳」


厚生労働相が調べたもので、
女性は昨年より0.33歳、
男性は0.35歳延びているんだそうだ。
もちろん各国の最新データでは
日本人の平均寿命はダントツの世界一だ。
要するに日本人はこれだけの人口を抱えながら
最も長生きする国民なんだねえ。
と、言われて皆さん嬉しいかなあ・・
私は特に嬉しいち思いはなかですばってんねえ・・・
平均は平均ですけんね。

先日亡くなったかつての全学連のリーダーにして、
歌手、加藤登紀子さんの旦那さん、
藤本敏夫さんは58歳だった。
1日の未明に亡くなった東北福祉大学野球部監督、
伊藤義博さん、分かり易く言えば
あのマリナーズの佐々木主浩投手の
「恩師」という方がいいけど、
この方も享年は56歳だ。
確かに平均寿命が延びたと言われると
自分もなんか得したような気がするんだけど、
冷静に考えてみると、
「オレにゃ関係ないじゃん」
みたいなことになる。
まあ、平均というコンセプトは
そういうことですからひとつの目安ですかねえ。
私のことで言えば、現在62歳。
てーことはおよそ16年はあるということですね。
まあ、ないと思うけど・・・・
参考までに日本に次ぐ
長寿国・地域は男女ともに香港だそうで
女性が83.9歳、男性が78.0歳。
因にアメリカはどうかというと、女性は79.4歳。
男性は73.9歳。
アメリカでは結構なご老人をよく見かけるけど、
結局貧富の差が激しいので、
長生きする人は平均を遥かに超えて生きているけど、
短命に終わる人たちもまた多いという、
アメリカ社会の現実をこの数字の中から
くみ取ることが出来るようですばい。

ところで、新聞各紙は一面トップから始めて
中面でも取り上げているのが
北朝鮮と日本の外相会談のニュースだ。
見出しはたとえば朝日新聞は

「拉致問題月内に協議  局長級で
 日朝外相が合意」


毎日新聞も1面トップで

「早期交渉再開で一致
 日朝外相会談『人道上の懸案解決』
 4項目を共同発表 月内、局長級協議も」


毎日は2面でこのニュースを受けて

「日本『拉致』問題前面に  日朝外相会談 
 懸案解決を優先」


川口外相と北朝鮮の白南淳外相との会談が
2年ぶりに開かれた。
ここで川口外相は記事によれば、

「種々の懸案問題を避けて
 正常化交渉だけを進める気は全く無い」

「拉致問題は、我が国民の生命にかかわる問題だ」

と前面に拉致問題を押しだして解決を迫ったという。
これまでは拉致問題を言いながらも
正常化が壊れるのを恐れて
遠慮がちだったことに比べると、大きな進歩だ。
言うべきことは言うというのが
国民の利益を考えたときの外務省の態度だろう。
今回、川口外相が
「拉致」
と言う明確な言葉を使ったにも関わらず、
北朝鮮の白南淳外相は
「大臣の指摘を理解している」
と対応したそうだ。
これまで「拉致」と言う言葉だけでも
敏感に反応していた北朝鮮からすると大いなる変化だ。
恐らく日本と韓国の経済協力がないと
北朝鮮の経済の復興はないという判断が
そういう柔軟な対応を生み出しているんでしょうが、
またどう変わるか分からないところが、
これまた北朝鮮なんですね。
何しろ金正日という封建時代のような指導者ですから、
いつまたころっと考えが変わるかしれたもんじゃない。
私の率直な感触はそんなところです。
多少進展があったような感じですが
まだ予断は許さないと言うのが実情なんでしょうね。

新潟の横田めぐみさんのご両親の姿を
テレビの画面で見かけるたびに、
日本政府はもうちょっと国民の生命について
真剣にやれよ・・・
という怒りが抑えられない私なんですばい。

明日3日の「ザ・スクープ」は
検察庁の裏金問題の決定版。
裁判の様子や全国の検事さん達への
一斉アンケートの結果など、
どこのテレビでも出ていないものです。
ご期待下さい。
『ザ・スクープ」も残り9回となりました。
お見逃しなく・・・・・・

ではまた明日・・・・ >

2002-08-02-FRI

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