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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第864回

ほぼ日編集部様

7月20日のニュースから

出発前の慌ただしさの中で一言書いてでていきます。
これからフィリピンへ行くところです。
9・11から1年をまもなく迎えますので、
そのための取材です。
私たちのリサーチでは原点はフィリピンにありました。
原点を訪ねる旅になりそうです。

20日のニュースの中で
これはここで触れておきたいと思いまして、
時間を見ながら書いています。
毎日新聞の社会面にベタ記事でこんな見出し。

「河野さんに県警 初めて直接謝罪  長野」

松本サリン事件で最初サリン発生現場
近くに住む会社員、河野義行さん(52)に
長野県警が犯人の疑いをかけ、
マスコミもそれに従い大誤報をやったことは
皆さんもご存知だと思います。
その河野さんを、
県議会から不信任を受けた田中康夫前長野県知事が
失職寸前に、長野公安委員に任命したことも
既に報道されています。
この記事は15日に河野さんが
公安委員の任命式に臨んだ時のことを書いている。
式の前に県警本部長室を訪れた河野さんに
関一・本部長がこう言って謝ったそうだ。

「河野さんとご家族の皆様には、
 事件の捜査の過程で多大なご迷惑と
 ご心労をおかけしたことにつき、
 長野県警察として誠に申し訳なく思っています」

記事によれば、県警がこの件で
河野さんに直接謝罪の言葉を発したのは初めてだという。
事件は1994年夏だ。
その時から8年が経過している。
これくらいの謝罪に8年もかけたという
時間の長さに正直驚く。
これが警察という組織の実態かもしれない。
それからもう一つの、これは私の率直な感想だけど、
もし田中前知事が河野さんを公安委員に任命しなかったら
恐らく本部長が直接謝罪なんかしなかっただろう
ということだ。
公安委員会の委員というのは
県警察の監督に当たる部署だ。
ここは一度謝っておかねば・・・
それに今の本部長は当時の事件捜査には
関わっていないので、心理的には、
私のやったこっちゃないけど、ま、一応謝っておきます・・・
みたいなことができる立場もあったと思いますね。

時間切れ。ではマニラへ行ってきます。
モバイルないので金曜日までお休みです。
ではまた・・・・

2002-07-21-SUN

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