TORIGOE
3分間で、
最近のニュースを知る。

鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第861回

ほぼ日編集部様

7月17日のニュースから

奈良地検の元事務官、
大田原氏に関するニュースが続報で流れている。
窃盗の疑いがかけられている。
昨日はこの欄で少し取り上げたが、
いまの段階では調べの様子もわからず
何とも言えない状況だ。
もう少し様子を見守りたい。

今日のニュースでは今一つピンと来ないので
何度も新聞を読み直す。
すると最初は見逃した記事でもあれっ?
と目が釘付けになってしまうものもたまにはある。
そういうときはそうか、そうか君はここにいたのか、
てなもんですばい。
そういうベタ記事。

「たんぱく質分解酵素 効き過ぎが老化の一因
 老人研・京都大解明」


私だけじゃなくある年齢になれば誰だって
「老化」が気になってくる。
気になっても止められないのが、
これがまた「老化」というものである。
その老化について東京都老人総合研究所と
京都大学の研究チームが、
どうやらたんぱく質の分解酵素が働きすぎると
老化が進みやすい可能性があるとの
実験結果をまとめたそうだ。
マウス、つまりネズミですね、
この小動物での実験で
こういう因果関係を突き止めたと
米専門誌に発表したんだそうだが、記事は
「老化予防法の開発に役立ちそうだ」
と書いている。
ふーん、そういうもんかあ・・・
これだけじゃなんか分かりませんですたいね。
もう少し読み進んでみましょう。
「クロトー」
と呼ばれる老化抑制遺伝子があるそうな。
なんのこっちゃ、
という人もおるかもしれまっせんばってん、
とにかく「クロトー」という遺伝子があると
先ず頭から覚えて下さい。
そうせんと前に進めませんたいね。
この「クロトー」がないマウスは
動脈硬化や骨密度の低下、
心臓・肺の機能の衰えなど人間の老化と
そっくりな現象が次々と現れたそうだ。
で、「クロトー」がないマウスでは、
たんぱく質を分解する「カルパイン」という
酵素の働きが増して、
その結果、細胞の形を保つために
必要なたんぱく質が壊れ、
細胞は死にやすくなっていたという。
実験では、正常なマウスでも年をとると、
クロトーの働きが落ち、
逆にカルパインの働きが上がっていることも
確認されたそうだ。
要するに問題はこの「カルパイン」というヤツですね。
カルパインが問題なんです。
だから、こいつの働き具合を抑えればいいんですたいね。
つまり「カルパイン」さんを何とかして押え付ければ、
細胞が壊れる速度が落ちる、
そして老化も抑制できるっちゅうことですばい。
うーん、分かったかなあ・・・・
分からんだろうなあ・・・・
そこで記事から一部引用させてもらいます。
こういうことだそうだ。

「老人研の遠藤玉夫室長は
 『カルパインの働きをおさえることで、
  老化をくい止めたり、
  遅くできたりする可能性もある』
 と話している」

可能性か??
まだ実用化はダメなのか?
間に合わんばい・・・・

て、ところで、今日はお休みなさい。
あ、ところで、「ザ・スクープ」が
9月に終わる話ですけどね、番組は終わりなんですけど、
私の知り合いなどが勝手連で、
「ザ・スクープの存続を求める会」(仮称)
なるものを立ち上げたそうだ。
で、昨日その趣意書なるものが
メールで送られてきました。
参考までにそのままのっけておきます。
関心のある方は読んでみて下さい。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

「掘り起こしジャーナリズムの火を消さないで」
テレビ朝日報道番組
「ザ・スクープ」存続を求める会(仮称)
設立について

2002.7.15

7月2日の東京新聞朝刊コラムで、
石井彰氏がテレビ朝日報道番組「ザ・スクープ」の
9月末打ち切り問題を取り上げた。
そのあと「ザ・スクープ」キャスターの
長野智子さんが7月13日の毎日新聞夕刊コラムで、
「現場主義を貫いた番組が終わる」
と題し視聴者からの惜しむ声が多いことを明らかにし、
放送打ち切り問題が表面化した。
しかし、圧巻とも言えるのは、
同じ「ザ・スクープ」のプロデューサー、
原一郎氏自身が、番組ホームページ
http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/)で、
1989年から13年間続いたこの報道番組の
放送打ち切りに言及していることだ。
そこには、調査報道、検証ドキュメンタリー番組として、
一定の評価を得てきた「ザ・スクープ」を、
なぜ打ち切りにする必要があるのか、
という切々たる訴えが伝わってくるものとなっている。
テレビ朝日からは、公式コメントがないために、
放送打ち切りの理由は全く不明だが、
「低視聴率」や「経費節減」など
経営の都合が理由のように見受けられる。
しかし、この番組は、
プロデューサーの原一郎氏が指摘しているとおり、
新聞記者出身のキャスター、
鳥越俊太郎氏を始めとする番組スタッフの
鋭い時代感覚でつくられてきた。
特に、庶民の立場にたって権力に対峙する
報道姿勢を貫くと同時に、
調査報道によるニュースの掘り起こしや
事実の検証を行なってきた。
その成果を最近の事例で申し上げれば、
桶川ストーカー殺人事件であろう。
週刊誌メディアが興味本位に取り上げ、
新聞も片隅に追いやった事件を、
現場の丹念な再取材から
次第に警察当局の捜査ミスを明らかにし、
政治もストーカー取締り法を立法化するまでに至った。
「ザ・スクープ」が掘り起こし
ジャーナリズムという観点から
地道な調査報道を行なわなければ事件は
封印されたままに終わっていたかもしれない。
これ以外にも「ザ・スクープ」が番組で
取り上げ反響を呼んだものは多く、
13年間にわたる足跡は、しっかりと残っている。
実は、この「ザ・スクープ」と同じような問題が
今年3月、米国3大ネットワーク、ABCの報道
番組「ナイトライン」でも起きている。

視聴率低下を理由に、
キャスターのテッド・コッペル氏が
番組を更迭されるという問題で、
ABCの一方的なこの更迭に対し、米国世論が非難し、
コッペル氏を擁護した。結論的には、
良質な報道番組をなくしてはならないという声に、
ABC経営陣も耳を傾けざるを得ず、
当初の決定は撤回された。
そこで、こういったことを踏まえ、
「ザ・スクープ」番組に愛着を持つ視聴者はじめ、
これまで番組に出演した方々、
さらに番組制作にあたって取材を受けた関係者らが
この際、安きに流れるテレビジャーナリズムの
あり方を問うと同時に、
番組自体の存続を求めることが必要と判断し
冒頭のような仮称の会合を立ち上げることにした。

われわれはいま、
会合の趣旨にご賛同いただける方々に
働きかけを始めたばかりだが、
この機会に、ホームページも立ち上げ、
多くの視聴者の方々にも参加いただき、
視聴者の「声なき声」がテレビ会社に届くように、
さまざまなアクションを起こしていきたいと考えている。
ぜひご賛同いただけることを願っている。

発起人世話人 弁護士・藤田謹也

(東京都港区赤坂2丁目2番21号
 永田町法曹ビル506号室)
   
参考までにメールアドレスは

kinya-fujita@ma2.justnet.ne.jp

2002-07-18-THU

TORIGOOE
戻る