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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第855回

ほぼ日編集部様

7月10日のニュースから

秘書給与流用疑惑の中にある田中真紀子議員に対して
国会がようやく重たい腰を上げたようだ。
しかし、彼女に用意された場所は
「衆院政治倫理審査会」という場だ。
彼女はこの場が自分には有利と見て出席しそうだが、
国会の与野党とも今回の疑惑への対応には
正直言って疑問だらけだ。
そう思っていたら今日の毎日新聞が社説で
びしっと書いている。
その通りだよと呟きながら読んだ。
タイトルは

「田中氏招致 どうしてそんなに及び腰」

と国会に疑問を投げ掛けるものになっている。

先ず毎日新聞社説子が指摘するのは
この問題が報じられてから
国会が放置してきた時間の長さだ。

「田中氏の疑惑が報じられて、
 既に3ヶ月以上放置してきた。
 国会はこの間何をためらっていたのか」

次に指摘するのは場所の問題だ。

「究明の場に、政倫審を選んだのもおかしい。
 (中略)田中氏は国費から支払われる
 公設秘書の給与を秘書本人に渡しておらず、
 税金をだまし取った嫌疑をかけられている。
 政倫審が公開方法を決めるが、
 少なくともテレビを含めた報道陣に
 全面公開すべきだ。
 田中氏はファミリー企業に
 いったん繰り入れてから
 同額を支払ったと説明しているが、
 これ自体が違法であるうえに、
 同額が渡ったという釈明も根拠に乏しい。
 税金に関わる問題である。
 秘書給与疑惑で辻元清美氏は議員辞職し、
 衆院予算委で謝罪した。
 加藤紘一氏は予算委で釈明し、辞職を表明した。
 鈴木宗男氏は参考人招致と証人喚問を受けた。
 田中氏も予算委で行うのが筋である」

私もこの通りだと思う。
真紀子さんだけ国会の与党も野党も
はれ物に触るようにして特別扱いをするのには
本当に吐き気がする思いだ。
私は去年、まだ世間がほとんど
田中真紀子支持で固まっていたころから
彼女のウソを平気でつくという、
政治家としては基本的な欠陥を指摘してきた。
ここでそういうことを書いてかなりの反論も頂いた。
それはそれでそういう見方もあるだろうが・・・・
いずれ彼女は自らの持っている問題に
つまずくだろうと思っていた。
案の定だ。
でも、彼女のことだ。
国会の中でも何とかかんとか言い抜けて
切り抜けるかもしれないなあ。
しかし、結局はそういうことをしても
見えるものは見えるんだよねえ。
透けて見えるというのかな。
彼女の場合は言い抜けようとすればするほど
見えてくるものがある。
もう今更かつての正義の味方、
田中真紀子ではないよねえ。
どこか薄汚れて、正直になれない人なんだなあ・・・
というそんな印象だけが漂っていくだろうな。

今日はこれから金沢へ。
北陸朝日放送でメディア規制法に関する
特番へ出演のため。
明日帰りますので、11日はお休みなります。
最近モバイルが壊れて出張先からの
送稿が出来なくなったんです。

今度の土曜日は『ザ・スクープ』は必見かもしれない。
「再生医療」
医学はここまで来ているのか?
驚きの連続ですよ。
では・・・・

2002-07-11-THU

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