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第840回
ほぼ日編集部様
6月25日のニュースから
朝の送稿すみませんね、編集部の皆さま。
時間がないのでこの話だけ簡単に。
これまで何度か取り上げてきた、
道路公団民営化に関する政府の第三者委員会
「道路関係4公団民営化推進委員会」・・・
うーん、なんと長たらしい名前なんだろう!
ここにどういうメンバーが入るかが、
小泉首相にとっては一つの勝負だったんですが、
それも猪瀬直樹氏ら「改革派」を何人か入れて
自民党の道路族にちょっと悔しい思いをさせたようだ。
で、その初会合が24日に首相官邸で開かれたそうだ。
各紙ともそのニュースを今日の朝刊で
かなりのスペースを割いて載せている。
が、どこに焦点を当てているかというと
新聞によってちょっとづつ違う。
そういう微妙な違いを見つけていくのが
私のような自称「ニュースの職人」には
楽しみなんですばい。
それはその記事が
何を見出しに取っているかを見ると分かる。
先ず毎日新聞。
「道路4公団民営化委が初会合」
「首相『上場目指し議論を』」
「委員長に今井敬氏」
そしてこの委員長の見出しの上に小さく
「会議は原則公開」
とあるが、見出しの中では
一番小さい活字なので目立たない。
この手の政府の審議機関を原則公開にするのは
珍しいことのようだ。
だとすれば、どういういきさつで
公開の原則が決められたのか、知りたいところだけれど、
毎日新聞の記者はそういうことに関心がないらしく、
前文にもその「原則公開」のことは
一言も触れられていない。
首相が述べたことが前文には取り上げてある。
前文、つまり「リード」と呼ばれる部分ですが、
ここは今日の記事の一番重要なニュースはこれですよ、
と読者に知らせるためのものだ。
毎日新聞はこの委員会が初会合で
「原則公開」と決めたことを重要視してないらしく、
前文で触れていないだけでなく、本文でも一行だけ
「今後の会議は原則公開とすることを全員一致で決めた」
と書いているだけだ。
じゃあ、朝日はどうかというと、
「波乱含み 期限は半年」
「道路公団民営化推進委が初会合
首相『上場も念頭に』」
とここまでは毎日新聞と似たような見出しだが、
縦に4段、かなり目立つ見出しが一本入っている。
「事務局案に猪瀬氏異論、会議は原則公開に」
記事の書き出しはこうだ。
「『公開すればいいじゃないか』
作家の猪瀬直樹氏は初日の会合で、
事務局側が用意した『原則非公開』という
委員会議事規則案にさっそくかみついた。
大宅映子、田中一昭の両氏も同調。
結局全委員が『原則公開』で一致。
事務局の素案を変更させた」
で、会合後の猪瀬氏のこういう談話まで載せている。
「霞が関や永田町だけで知らない間に決まってしまう。
それが今までの原則ですから」
朝日新聞の記者は公開にするということの意味を
ちゃんと把握して記事を書いた。
毎日はそこんところを見逃している。
情報公開の時代に何でもかんでも
非公開でやろうというのが官僚達のやり方だ。
国民には経過は知らせる必要はないと思っている。
結果だけちょこっと知らせればよかろうもん!
そういう不遜傲慢がお役人の考えに中には染みついている。
今回もそれほど深刻に考えずにいつも通りに
非公開でやろうとして、
会合の冒頭で反撃を食らったものらしい。
そこにちゃんとピントを合わせて
原稿を書いた記者と書かなかった記者。
1紙しか読んでいない読者には
そのへんのことは分からないでしょうが、
実情はそういうことです。
ただ、朝日の記事の最後のところにこういう
下りがあって何とも不気味だ。
「ある道路族幹部は余裕の表情でこう語る。
『(猪瀬氏は)これまで通り発言してもらっていい。
それが委員会としての結論にはならない」
うーん、これをどう解釈するか。
自民党の道路族はこんな委員会なんか公開しようが、
公開しまいが、そんなことは関係ない。
最後は俺達の言う通りにさせてもらう!!
そういう自信とも傲りとも取れる態度だねえ・・・
ハイ、も送らないと間に合わない・・・
頼みます!!!!!
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