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第831回
ほぼ日編集部様
6月16日のニュースから
そう言えば「行革断行評議会」というものがあったなあ、
と思い出させる記事が朝日新聞の朝刊3面に出ていた。
2段見出しなのであまり目だない記事だけど、
全部で57行の記事なので、
この原稿を書いた記者本人には
結構力を入れて書いたはずだ。
新聞の普通の記事は3〜40行がいいところで、
50行を超えてくると、
かなり取材もきっちりやって、
記者本人からするとこれが言いたいという
ポイントも絞ってあるんですね。
はい、その記事の見出しはこうです。
「行革断行評議会
旗振り役からお目付け役に?
首相 後退させつつ格上げか」
小泉内閣の目玉商品、
特殊法人改革の「旗振り役」だった
(と朝日の記事は言う)
「行革断行評議会」の今後の行方が
気になるところらしい。
行革のトップバッターは道路公団の改革だが、
これについては17日(ということは今日か!?)にも
「第三者委員会」が発足し、
「断行評議会」の方はやることがなくなる、
つまり活動の場がほとんどなくなるからだという。
朝日の記事によると、
そこで小泉首相はこの「行革断行評議会」を
近く設置する「改革の評価・監視機関」に
衣替えしたいとの意向があるんだという。
この辺は朝日の記者の
取材で得た感触ということなんだろう。
そこのところを記者はこう書いている。
「首相は『改革の評価・監視機関』への格上げを探るが、
評議会のメンバーはかねて与党や官僚の受けが悪い。
ここでも首相の指導力が試される」
これだけでは今一つよく分らないので、
私が解説しますが、
この与党や官僚に受けが悪いメンバーというのは
要するに作家の猪瀬直樹氏のことですね。
猪瀬氏は小泉さんの頼みで内閣の
目玉商品の行革を進めるために、
この断行評議会に入ってもらったわけですたいね。
最初から与党や官僚からは反対もあったんですが、
当時の小泉さんの国民の支持率はなにしろ90%近くで
誰も小泉さんのやることに表立っては逆らえず、
えいやっと!力づくで実現したところがあるんですばい。
メンバーは5人でしたが、
猪瀬氏がもっとも真剣に道路公団の改革に取り組み、
具体的なアイディアを出すなど
かなりのところまで行ったと思います。
ところが、いよいよ道路公団の民営化の
具体的な実現に当たっては、
新たに「第三者委員会」というのを作り、
そこで検討して行くことになったわけです。
ここをどう評価するかは判断の分れるところですが、
私には道路公団の事業に国の金をつぎ込むことで
潤う業界やその利益代表たる自民党の一部政治家
(道路族などと呼ばれていますが)達と
小泉さんとの妥協の産物が
この「第三者委員会」なるものの実態ではないか
と思っています。
で、その委員会のメンバー7人は今週初めにも
首相が人選することになっているんだそうですが、
小泉さんは当然これまでの流れからして
この委員会に猪瀬氏を送り込みたいのですが、
さあ、そこは昨年とは事情が違っていて、
支持率の低下があるため、
抵抗勢力なるものの力も侮りがたい。
さあ、どうする?どうする?
小泉さん!!??
というような難しい状況の中で出てきたのが
見出しにあるように次のような考え方だという。
「表向き一線から後退させつつ、
『お目付け役』として組織を格上げすれば、
与党を刺激せず、特殊法人改革の旗もおろさずにすむ。
首相はこんな計算をしていると、
永田町は受け止めている」
最後の
「永田町は受け止めている」
という表現が実に面白かですばい。
永田町が受け止める、
っち一体どういうこっちゃろうか???
永田町というのは「政界」全体を表したり、
自民党の空気を表す言葉でしょうが、
この場合はこの記事を書いた記者の
主観を客観的に見せるために、
この「永田町は・・・・」という
主語を使っただけでしょうね。
社会部でいうと
「・・・.と社会は受け止めている」
などという表現で自分の言いたいことを
「社会」に言わせていたことがあったなあ・・・
と今、思い出していますが・・・・
いずれにしろ今週中には第三者委員会の
人選が発表されるでしょうから、
これは今の小泉さんの実力のほどを見極めるには
丁度いいんではないでしょうかね。
さあ、猪瀬氏はどうなる????
てなことでさあ、今日のテーマには全く関係ないが、
今日は阪神、巨人に勝つぞ!!
また明日・・・・・
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