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第817回
ほぼ日編集部様
6月2日のニュースから
昨日は阪神がよくぞ勝った。
37歳の八木選手がホームランを打って、
34歳、二度もチームから解雇になり、
今年阪神にテスト入団したプロ17年生、
横田久則投手が勝利投手になった。
今日のスポーツ面で朝日新聞は
「けが・2度解雇・・・『壊れてもいい』
背水横田 移籍 初白星
34歳 伏兵で虎4連勝」
と、トップ記事で横田投手の
苦闘のドラマを取り上げちょります。
プロ野球ファンは、阪神ファンならずとも
こげな人間ドラマには弱かっじゃんねえ。
たまにゃあ、こげな話も読みたかつですばい。
毎日新聞は37歳の代打人生、
八木の方の物語に興味を抱いたらしく、
横田にはあまり踏み込んじょりまっせん。
担当記者によってこう言うふうに
焦点ば当てるところが違うてくるのが
またよかっですもんねえ。
スポニチもさすがにプロ野球面を
1面使って横田ですばい。
「解雇2度ー>虎テスト入団苦労人
谷間に咲いた横田 どっこいセ1勝」
「星野代役お見事
プロ17年生初安打おまけつき」
「思い出の千葉マリンで1年ぶり感激
”元レオ投コンビ”橋本と貯金12呼んだ」
担当記者と編集記者の思い入れが
相当に入っちょる記事ですたい。
読者はこげなふうな浪花節みたいな
物語には弱かぁと知っての記事でしょうね。
まあ、これはこれでいいじゃないか、
と私も思いますばい。
昨今の不況・リストラ時代には会社が
突然倒産や解雇という、
思わぬ事態に誰もが直面する可能性ば
持っちょるわけですけんね。
そうしたかなり難しか状況に直面して私たちは
どげな判断と選択、
つまりどう切り抜けて生きていくのか?
という、いわばクイズの問題のように
いつも突きつけられているんでしょうね。
早い話が、
私だって『ザ・スクープ』という番組が
いつまで続くのやら。
本当のところで言えば、
この秋からどうなるのか知らんとですもんね。
テレビ局の選択としてはカネのかかる
報道番組はやめてしまう、
そげな選択だってあるでしょうたい。
現実にそげなふうな声も聞こえてきちょりますけんね。
日本の時代状況がそうした所にあるんでしょう。
安定した社会じゃなかとでしょうたい。
そういう角度でこの横田投手物語を読むと
かなり面白かつじゃなかでしょうか。
いや、私も他人事じゃなく読んだとですばってん・・・
人によっては勇気づけられる話でもあるでしょう。
記事によれば、横田投手は85年ドラフト6位で、
西武ライオンズに入団、
その年の西武のドラフト1位は、
現在ジャイアンツの清原選手げな。
ふーん、清原と同期ねえ・・・・
ということはジャイアンツ・桑田投手とも
同期って訳ですたいね。
横田投手はもともと肩痛という弱点を持っており、
西武時代も7度の肩痛に見舞われたという。
で、結局99年に西武はお払い箱、
つまり解雇、ズバリ言えば首ですたいね。
本人はまだやりたかちゅう気持ば捨てず、
ロッテにテスト入団。
昨年4月13日、やはり同じ千葉マリン球場で、
古巣西武相手に勝利投手になったとげなたい。
私はこんとき取り上げたような気がするとばってんが、
それは西武時代に勝ち取った勝利投手の白星からな、
なんと649日ぶりだったげなですたい。
ばってんが、この横田さんちゅういう人は
どこまでもドラマな人で、次の登板直前、
ブルペンで投げているうちにくさ、
今度はぎっくり腰になってしもうたげな。
で、結局ロッテ球団も昨年限りで解雇。
「それでも野球への熱情は冷めなかった」
と書く記事にはロッテを解雇された後の
横田投手の行動のエピソードが語られちょります。
横田は同じようにロッテを解雇された後輩選手、
川俣、小林敦とともに阪神のテスト入団を受けるために
深夜の高速道路を交代で運転。
車中で熱く語ったげなです。
「オレはケガの連続でまともに働いてこなかった。
まだ完全燃焼していないんだ。
オレには野球しかないんだ」
記事によればその熱い気持ちが
阪神首脳陣の前で144キロのストレートを投げさせ、
見事合格につながったんだそうだ。
しかし、阪神では開幕からずーっと2軍暮らし。
先日星野投手が試合中に左下腿三頭筋を挫傷。
その代役として昨日の先発登板が
回ってきたんでっしょうね。
初回はやはり緊張から3安打打たれ、
暴投もあって3点取られたとばってん、
2回以後は0点に抑え先発の役目を果たした。
堂々の勝利投手だったばい、
いや、ほんなこつ!
阪神首脳陣だけに半信半疑の起用
(ちょっとお粗末系ギャグですんまっせん)
だったと思えるが、何とか期待に応えた
横田投手でしたばい。
いやあ、勝ててほっとしたつは
私だけじゃなかったでしょうたい。
うーん、リストラ時代の星だ!君は!!!
まあ、だからといって
横田投手に二勝目があるかどうかは
分りまっしぇが・・・・
プロ野球ファンはこげなふうな
楽しみ方もしちょりますので、
ここは一つ頑張ってつかーさい!!
あれえ?!今日は阪神、
ヤクルトにボロ負けですばい。
あーあ、安藤君はちょっといきまっしぇんねえ・・・・
ところで・・・・・・、
あ、ここからチョイと標準語に戻りますばい。
今日の毎日新聞の社説はこういう見出しだった。
「田中氏秘書疑惑
国会は究明から逃げるな」
社説の主旨は自民党が田中真紀子議員の
秘書給与疑惑について
かなりいい加減に済ませようとしていることに対し、
それでは済みませんよ、
ちゃんと国会全体で処理をして下さいよ、
ということだ最後はこういう締めの言葉で終わっている。
「警視庁が資料を集めたという辻元氏に対する捜査も、
田中氏不問のままでは、公平性に疑念を招きかねない」
自民党の中島洋次郎(のち自殺)、
民主党の山本譲二、社民党の辻元清美。
これまで秘書給与疑惑で議員の地位を失った人物は三人。
山本議員はいまだ実刑で刑に服しているはずだ。
そういうこれまでの事情からすれば、
今回田中真紀子氏だけが逃げられるとしたらあまりにも、
法の下の公平さに欠けることだと思われる。
私は相当前からここでも
番組でもそういうふうに主張してきたが、
国会もマスコミもこと真紀子さんにだけは
腰を引いている感じがあった。
ここへ来てようやく新聞は
いくら何でもこのままではおおかしいと思ったらしく、
5月31日付けの各新聞、朝日、読売、産経の3紙は
社説で一斉に
「与野党はなぜ田中氏に甘いのか」
などという怒りの社説を載せた。
まあ、珍しいなあ、それにしても毎日はどうしたの?
と思っていたら、今日の社説で取り上げた。
日経新聞はどうしたかチェックをしていないが、
これで全国紙は田中真紀子氏の疑惑については、
きっちり国会で究明しろ!
という論調で足並みを揃えたことになる。
田中真紀子人気なんか、
実は彼女の実態を知らない人たちが、
この閉塞状況を破ってくれそうだと
はかない期待を寄せているのが実情じゃなかろうか。
検察庁の裏金疑惑と真紀子疑惑、
この二つは私たちはどんなことがあっても
追求していきますけんね・・・
というところで今日は終わり。
また明日・・・・
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