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第808回
ほぼ日編集部様
5月22日のニュースから
私はニュースの中で流される人物の言葉に
いつも注目しながら
ニュースの全体や背景を見るようにしている。
日本人の、特に政治家の言葉にはその場の
駆け引きで発言していることがあり、
本音ではないことの方が多い。
裏を読んだりしなければならない。
それでも何がしか状況をつかむ手がかりにはなるので
言葉ウオッチングは
毎日のニュースチェックの欠かせない作業ですばい。
さて、今日の言葉。これですね。
「せっかくまとめようと努力しても、
自分で壊されるなら、
私は汗をかく気はありません」
「物事は独裁者で決められるもんじゃありません」
これは21日、記者団を前に、
ということはテレビのカメラが回っているという場面で、
自民党の元幹事長を務めた橋本派の実力者、
野中広務氏のむっとした表情とともに流れた言葉。
現在国会では郵政改革関連法案が審議されているが、
これを
「郵政民営化の一里塚。これで外堀は埋めた。
次は本丸(郵便貯金、簡易保険の民営化)だ」
と、位置づけて憚らず、
公然と自民党内の郵政族の神経を逆なでしている
小泉首相。
久しぶりに「抵抗勢力」を明確にして
強気の小泉さんですが、
これには自民党内から激しい反発が出ている。
その代表が野中さんのこの言葉。
自分が党内の郵政族議員らと
小泉さんとの間をとって法案が通るように
調整に苦労していたのに、その態度はなんだ!?
ということでしょうね。
この野中さんの猛反発の談話が出た後、
記者団が小泉さんにそのことをぶつけた時の反応が
また面白い。
「前から反対なんですよ。野中さんは。
私は民営化譲りませんから。
民営化は私がずーっと前から言っているんです。
その私が総理・総裁になったんですから」
小泉ライオン、しれーとして言う言う・・・・
これ聞きゃあ、また野中さんはかーっと来るじゃろうね、
うん、うん、面白かねえ・・・・・
もっとやっちくれー・・・・・
この郵政改革関連法案は、
中身は総務庁の役人が事実上の骨抜きにしてしまい、
ヤマト運輸、
佐川急便など民間の業者は
すぐに参入する気はないらしい。
民営化とは名ばかりで、
すべては総務省の許認可権が肥大化したようなものだと
民間側は拒否反応を示している。
それなのに小泉さんだけが
「郵政民営化の一里塚」
と自画自賛。一人気張っているだけで、
自民党内部は反対が強く、
かといって民間の業者が賛成しているわけでもなく・・・
何となく小泉さん一人相撲で、
旧郵政省が中心の総務省が民営化すれば
敵になる民間業者に有利なような法案を
作るはずもなく・・・・なんだこりゃ???
という妙な状況だ。
信書事業に参入するには
全国に10万本のポストを作らなければ参入できない。
利用者からしてもポストなんか必要ないと思うけど、
これも旧郵政省側からの
民間業者に対して設けられたハードルでしょうね。
でも、久々に力強く言い切る小泉さんを見て、
おお、まだ元気か、空元気か知らないけれど、
こうでないと小泉さんらしくないぞ。
初心を貫けばある程度国民はついてくるんだと思うけど、
最近はすっかりいい子ちゃんになっていたよねえ・・
そんな個人的な感想を持った次第ですばい。
てなわけで・・・・今日はこれから打ち合わせ。
また明日・・・・・
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