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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第804回

ほぼ日編集部様

5月18日のニュースから

毎日新聞の夕刊2面に3段見出しのこんな記事が。

「米空爆、10人以上が死亡
 アフガン東部 結婚祝砲を誤解か」


えっ、まだやってたの!?
というのが最初見出しをちらっと見たときの感じ。
何ヶ月も前の記事を今ごろになって
また見せられている気がしたですばい。
アフガンの話はもう終わったつじゃなかったのかいな・・・
まだ空爆をやってるのか!?
私たちアジアの東端に住んでる者には
アフガンの物語はとっくに終わったと
勝手に思い込んでいただけですばい。

イスラマバードからの共同通信の記事によると、
16日夜、米軍機がアフガニスタン東部ホスト州の
ブルキルという村を数時間にわたって空爆したそうだ。
これまで分っているだけで10人が死亡。
死者はまだ増える可能性があるという。

ま、見出しを見れば分るとですばってん、
米軍機が空爆したのはタリバンの残党などではなく、
なんと単なる村人、それも結婚式が行われていて、
祝福のために空へ向けて放った空砲を
ゲリラの攻撃と誤解した米軍機が
上記のように数時間にわたり執拗に空爆。
恐らく相当の量の爆弾を
ただの村に集中して投下したんでしょう。

あ、記事では最後に
「上空にいた米軍ヘリコプターが
 攻撃と勘違いしたとみられる」
と書いてあるので、
米軍機というのはヘリコプターらしい。
何機で攻撃したのか分りませんが、
ヘリコプターならそんなに高度のあるところを
飛んでいたわけじゃないでしょうから、
結婚式の様子など
地上の状況ぐらい分りそうなもんでしょうたい。

しかし、このいわば大変な事故でも
いまや大した記事にもならんごたるですばい。
痛ましか話ですたいね。
結婚式という晴れの日に突然空から
爆弾が降ってきて村民が10人以上も死亡するという、
このニュース。

アメリカ人はどう思うのか、
アメリカではどう報じられているんでしょうか?
アメリカ人1人も、
アフガニスタンの村人1人も命の重さは同じでしょうに。

あ、やだやだ・・・
ところで、朝日新聞の朝刊7面に
「オマール師が米政府に警告  アラブ紙報道」
というほとんど目立たないベタ記事を見つけた。
ロンドン発行のアラビア語の新聞に、
あのタリバン政権の指導者、
オマール師がこう言ったと書いてあるそうだ。
「アフガンの炎はやがてホワイトハウスを包む」

うーん、米空軍機の誤爆の記事を読んだ後に
偶然この記事を発見。
この短いメッセージが
なんとも不気味に思われるんですばい。
記事にはこうも書いてあるそうだ。

「オサマ・ビンラディン氏は
 ブッシュ大統領には恐怖であろうが、なお生きている」

このメッセージが
本当にオマール師のものかどうかは分らないが、
いまだアルカイダの残党は一掃されていないので、
上記の結婚の祝砲への
過剰反応なども出てくるんでしょうね。

ということで今夜はお休みなさい。
また明日・・・・

2002-05-19-SUN

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