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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第801回

ほぼ日編集部様

5月15日ニュースから

今日もまた朝送稿になって申し訳ない。
昨夜も遅くて原稿を書く時間がなかった。
やはり朝のうちでないと頭も手も動かないんですばい。
で、15日の夕刊を見ながら
「おお!」
と思ったのは朝日新聞の社会面の囲み記事。
「噂のにっぽん」
と題するシリーズの記事なんだろうか。今日のテーマは

「便器摩擦  お尻にハイテク 米国人は尻込み」


私は35年ほど前に、まだ結婚前でしたが、
痔瘻の手術をして以来、私の意識の半分は
常にお尻にあります。
お尻にあるということはトイレをも
常に意識しているということでもありますね。
テヘラン特派員時代、イランでは
トイレでは紙を使うのではなく
壺に入った水(田舎の方はこれ式が多い)、
都会では細い水道の管が備え付けてあり、
これで用便後お尻を洗う、
つまり今日本では一般的になってきた
「ウオシュレット」
を経験していました。

だから日本でこのウオシュレットが登場しても
驚きませんでした。
このほうが紙で拭くというより
遥かに清潔なんですから・・・・・
で、この朝日の記事ですが、
日本の大手のトイレメーカーが温水洗浄便座
(ウオシュレットというのは商品名なんですかね??)を
アメリカの市場に売り込もうとして
苦戦しているんだそうだ。記事はこう書く。
「だが、米国民はかたくなである。
 『ふくのは紙でいい』と信じて疑わない」

メーカー、TOTOニューヨーク支社の野嶋克仁さんは
アメリカ各地で実演の日々だそうだが、
ピューっと吹き上げる、私らにはどうってことない
あの光景に直面してアメリカ人はまずたじろぎ、
次に決まって笑いだすそうだ。
で、一歩踏み出して試そうという人はいないという。
「温水の方が遥かに衛生的なのに、分ってもらえない。
 新しいもの好きのアメリカ人が、
 ことトイレの話になると尻込みする」
こう野嶋さんは記事の中で嘆いている。
でもこういうアメリカ人の経験も紹介されている。
ニューヨークの会社員、
アイリーン・ラビノビッチさん(62)は
ホームステイ先の埼玉県戸田市の家庭で
温水洗浄を初体験した。
こう言ってるそうだ。
「えも言われぬ快感。新幹線より便座で日本の技術力を
 思い知らされた」

その通り。これぞ日本が世界に誇る文明の最先端なのだ。
アメリカ人は意外に保守的なところがあるのは
私もアメリカ滞在中、ホームステイ先の家族に
おいしい(と私は思う)焼きのりを食べさせたら
「ヤック!!!!」
とただ一言で吐き出されて、
彼らは2度と食べようとしなかった経験がある。
ま、海苔は仕方がないと思うけど、
温水洗浄器は絶対お勧めだよ、試してご覧よ!!
とアメリカ人に言いたい。
半分頭の中がお尻に占領されている鳥越の独り言でした。
また明日・・・

2002-05-16-THU

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