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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第795回

ほぼ日編集部様

5月9日のニュースから

実は10日の朝に書いている。
9日は深夜に帰京、疲れ果てて寝てしまった。
昨日からマスコミの間をある情報が
すさまじい勢いで駆け巡っている。
ひょっとするとどこかの新聞の朝刊には
載っているのかもしれないが、今の所確認しようがない。

それは大阪地検特捜部が
あの元大阪高検公安部長・三井環氏を
10日中に再逮捕するという未確認情報だ。
12日が勾留期限満期になるので、
検察は三井氏を起訴するか、不起訴にするか、
処分を決定しなければならない。
もう一つ手があって、別の容疑で再逮捕すれば、
更に最長20日間の身柄拘束を続けることが出来る。
未確認情報によれば、今度の容疑は、
三井氏が暴力団員に女性を世話しろと要求し、
見返りに捜査情報を流した収賄容疑だという。

今回の逮捕劇の裏には
検察ぐるみの「調活費」問題があって、
三井氏がそれを体を張って内部告発しようとしていたことは
すでにいくつかのメディアで明らかになっている。
昨日(9日)、三井氏の弁護士に会ってきたが、
三井氏はこれまでの取り調べで容疑は完全に否認、
11通の上申書をかいていかに今回の容疑がおかしいか、
つまり容疑が暴力団側の言い分だけに
基づいてつくられているかを説明しているそうです。
新聞やテレビには検察側の一方的な情報が流され
三井氏はとんでもない悪徳検事のようにされているが、
事実関係が違うということが弁護士の話でした。

そもそも問題になっているマンションは
三井氏が競売で落札、その後その物件の元の所有者が
暴力団山口組系六甲連合組長Aの夫人だったことが
分ったんだそうです。
ところが、そこに暴力団が居座っていて入居できない。
そこからAの代理人と称するBが不動産やCを通じて
三井氏に接近。ややこしい関係が始まったんだようです。
途中で三井氏は彼らが2000万円で
買い戻すと言っていることはウソだなと思い、
つまり騙そうとしているなと感じ、
裁判所による立ち退きの執行を
かけてもらったんだそうです。
その時の恨みがあってAやBが検察に三井氏を売った、
というのが今回の構図のようですね。

もう少し詳しく書かないと分らないかもしれませんが、
今日は時間がないのでこの位で終わりにしますが、
今日、もし流れている情報通り再逮捕があると、
これはこの三井氏に恨みを抱く
暴力団員らの情報に基づく容疑であり、
素直にはいそうですか、鵜呑みにするわけには行きません。
検察は日本の国家権力そのものです。
これの刃向かったものを絶体に許そうとはしないでしょう。
三井氏の本当の姿など関係なく
暴力団員の情報でもなんでも利用し、
何度でも三井氏再逮捕をして
彼を国民の前に出そうとはしないでしょうね。
しかし、日本は封建国家でもなければ、
独裁国家でもないんですね。
彼を一生勾留しておくわけにはいきません。
日本のマスコミだっていつまでもかつてのソ連のように
政府の言いなりになるマスコミばかりではありません。
やがて裁判という場で真実が明らかになるはずです。
大変な時間と労力が費やされることでしょうが・・・・・

今日はここまで、10日の夕方のニュースで
何がどう流されるか???

(4月10日10時55分追記 )

すみません。先ほど送った原稿の中身は
今日の朝刊に出てました。
だから未確認情報ではありません。
新聞を読む前に慌てて書いたために
そうなってしまいました。

2002-05-10-FRI

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