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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第790回

ほぼ日編集部様

5月4日のニュースから

4日の夜は疲れていたのか、
知らない間に寝てしまっていた。
目を覚ますと9時。さあ。大変。
うーん、今、9時半だ。これから間に合うかなあ、
ほぼ日の事務所でこんなお休みの日でも
木村君らが11時の更新のために
努力しているのかしら・・・・・・?と思うと、
なんとかしなきゃあと思わずキーボードを叩くんですが、
朝まだ目が覚めずにミスタッチが多く、
焦ること焦ること!

さて、昨日4日の新聞では
朝日新聞の4面にあった3段見出しのこの記事に
どうしても目が行ってしまった。
と、いうのは今日5日が
フランス大統領選挙の決戦投票日なんですね。
第1回目の投票で1位の「共和国連合」(RPR)
のシラク・現大統領。
2位だった極右「国民戦線」(FN)のルペン党首。
記事によれば、
3日付けのフィガロ紙の世論調査では
シラク氏の支持率は80%近くで、
圧勝しそうな勢いだ。
まあ、シラク氏優位というのは動かない情勢のようだ。
ただ問題は、というか焦点は極右「国民戦線」
のルペン氏がどこまで決選投票で
指示を集めるかにあるようだ。
記事はこう書く。
「30%を超えると極右の主張が
 市民権を得たと受け止められ、
 6月の総選挙や今後の政局に影響すると見られる」

この記事を書いている朝日の国末憲人記者によれば、
今回のルペン氏の決選投票進出は突然の出来事ではなく、
長期間にわたって社会に浸透した結果だと分析している。
ルペン氏は前々回の大統領選挙では438万票。
前回は457万票。
今回は480万票。
3回の選挙では微増したに過ぎないという。
しかし、今回2位になれたのは
前回第1回投票で700万票余りを獲得した
社会党のジョスパン候補が、
今回461万票にとどまったからだそうだ。
だからフランスでこの極右政党が
急速に伸長したわけではないと記者は指摘しながら
最後にこういうかなり明確な問題点を挙げて
記事を締めくくっている。
引用しておこう。

「FNは独自の政策を持ち、
 多くの地方議員や欧州議会議員を抱え、
 業界団体に根を張る政党だ。
 ネオナチのようにショーウインドーを壊して
 喜ぶ集団ではない。
 こうした強固な組織が議会制民主主義を尊重しながらも、
 物事を単純化し、大衆を扇動しようとするところに
 真の脅威がある。
 フランスにとって一時的な躍進よりも
 はるかに深刻な問題だといえる」

実はこういう視点が大事なんだと思う。
日本の事を考えるときもこういう視点は
大いに参考になるんですばい。

あ、もう10時過ぎた、やばい!!

送信。


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2002-05-05-SUN

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