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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第789回

ほぼ日編集部様

5月3日のニュースから

フランスの大統領選挙の1回目の投票で
ルペンさんという極右政党「国民戦線」の
代表人物が社会党のジョスパン首相を抑え
第2位になったことはここでも紹介したが、
これから行われる第2回目の投票で、
社会党を支持してきた左派系の
有権者はどうするのか?
どうやら大分困っているらしい。
朝日新聞の7面にやたら見出しの多いこんな囲み記事が。

「仏大統領選  『鼻つまみ』『喪服姿で』一票を」
「右派のシラク氏しゃくだから」
「ジョスパン氏支持者が呼びかけ」


1回目の投票で敗れた社会党の候補、
ジョスパン氏支持者の若者が、
5日の行なわれる決戦投票に当たって
「洗濯ばさみで鼻をつまんでシラク氏に投票を」
と呼びかけているという。
極右政党の候補者、ルペン氏は何としても
阻止しなければならないが、
さりとて右派のシラク候補に投票するのも
しゃくに障る。
本当はどっちにも投票したくないのに、
社会党の票の行方次第では
ルペン氏当選というのも有りうるので、
ま、それだけは何としてでも阻止したい。
ならば、えーい、ままよ、
せめて投票所でいやいやながらシラク氏に
投票しているという、
不満の意思表示をしようじゃないか。
そういうことらしいです。
記事によれば、このほかに
「食器洗い用手袋を着けて投票を」とか
「喪服姿で投票を」というようなアイデアが
インターネットを通じて広がっているそうです。
こうした行動について感想を聞かれたシラク氏大統領は
「くだらない発想だ」
とおかんむりだそうだ。
また社会党の内部でも
「パフォーマンスにも程がある」
と批判的な声が出ているという。
これを伝えたルモンド紙も
「まじめな投票ではないと見なされ、無効とされるかも」
と指摘しているという。
すべてはルペン氏という極右政党の候補が
予想外の票を獲得したためだ。
1回目のの大統領選挙では17%余の支持率で、
15%の社会党ジョスパン氏は
決選投票に出られなくなってしまった。
保守派のシラク氏対革新派のジョスパン氏の
対決だと思っていたら、
案に相違して極右派が出てきたのだ。
背景にはフランスの経済状況や
失業率の高さなどがあるのだろうが、
ルペン氏が主張するように間違いなく
移民問題というかフランス内部の
外国人問題があるんでしょう。
フランスは長い間の外国人との共存で
文化的にも新しい個性や強さを獲得したはずなのに、
今こうしてルペン氏などの勢力が
政治的に存在感を強めてくるのはなぜなのか?
これは他人事として見るのではなく
日本の問題と重ね合わせて見るべきだと
思うんですがね・・・
というところで、連休中の皆さんへご挨拶・・・
明日(4日)も番組はやりますよ。
また明日・・・・・


鳥越さんがアンカーマンをされている
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放送をインターネット上でも見ることができますよ!



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2002-05-04-SAT

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