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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第786回

ほぼ日編集部様

4月30日のニュースから

毎日新聞の2面にある発信箱というコラムは
面白いのでたびたび取り上げてきたが、
今日のもばさっと切り捨てていて興味深い。
こういう思い切った記者個人の思いを紙面にかけるのは
恐らく今は毎日新聞くらいじゃなかろうか?
読売も朝日もここまでは無理だろう。

さて、今日の発信箱は政治部の山田孝男記者だ。
以前この欄で
「真紀子幻想を排す」
と書いていた本人がまたもやあの人について語る。
私も何度か書いているのでこういう現場の記者連中も
同じような感じ方をしているんだなあと思いつつ・・・・

前半は参考人質疑で涙を見せた辻元前議員について
「社民党の組織的不正を否定して不自然な印象を残したが、
 自らの言動に関しては非を非と認めて潔く謝罪した」
と辻元さんの最後については
一定の評価を与える山田記者だが、
この人についてはまことに手厳しい。
文章はこう続くのだ。

「それに引き換え、相変わらず訳が分らないのが
 田中真紀子前外相である。
 この人も公設秘書給与詐取の疑いを持たれているが、
 今に至るまで誠実に説明するという態度がまるでない。
 詐欺ないし横領行為にとどまらず、ファミリー企業の
 『越後交通』が無届けで秘書給与を肩代わりした
 政治資金規正法違反の可能性も指摘されているが、
 疑惑に触れられると、『これは謀略だ』だの
 『政争絡み』だのと言い立てて取りつく島がない。
 最低限度のコミュニケーションも成り立たないという
 異常な状態である」

こういうディスコミュニケーション状態は
ここのところ続いていて、
取材に行く記者達もかなりうんざりしているらしい。
29日の毎日新聞の朝刊に
参院新潟補選の結果が出た後の真紀子さんの様子が
社会面で取り上げられているのを読んだが、
記事の中の文章の端々に記者達の
「もういい加減にしてよ!!」
といううんざり心理がよく出ていて、
私は読みながら笑ってしまった。
ここまで記者の心理を反映した記事も最近珍しいなあ、と。
社会面の記事は状況の描写が多いから
出来るだけ感情的な表現は避けるのだが、この日は違った。

まずこれ!
真紀子さんが応援演説に行かなかったことを聞かれて
答えているシーン。
真紀子さんの言葉がカッコ付きで
「私は候補者のことがよく分りません。分らない人について
 応援演説して、何かあったら私の責任だと言われる」
この後に記者の文章としてこういう短いが
ある種の感情が入った一言が入る。
「・・・・・・と、まくしたてた」
「まくしたてた」
という表現は確かに真紀子さんの話しぶりを描写するのに
ぴったりかもしれないが、その中には質問も受け付けずに
一方的に喋っている真紀子さんの姿が浮かび上がってくる。
この社会部の記者はこれでも足りないと思ったのか、
さらにこう続けている。
「前外相はさらに、聞かれもしないのに
 首相周辺にある『疑惑』に自ら言及するなど
 約5分間喋り続け、質問にはほとんど答えぬまま
 車に乗り込んだ」

ははははは・・・・・
これは笑えるばい。
記者の感情がもろ出ている文章ですね。
記者はこの人物、いったい何者なのか!?という
深い疑問を抱きつつこの文章を書いたんでしょう。
お前は何様だ!?
敢えて言うとそういうことですかね?
そろそろ日本人もこの女性の本質に
目を開いていいと思うんですが・・・・・・・
てなこと私はもう何度言ってるのかなあ・・・・

はいこれでお休みなさい
また明日・・・・

2002-05-01-WED

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