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第783回
ほぼ日編集部様
4月27日のニュースから
すみません!また朝送信です。
27日の夕刊を見ていて、このコラムが目に付いた。
6面に毎週土曜日に掲載されている
「メディア 欧州通信 木立 玲子」
この筆者はこれまでのコラムを読んでいるかぎりでは
パリ在住の日本人女性のようだ。
日本の新聞ではあまり紹介されないヨーロッパの様子が
メディアを通して描写されていて、貴重な情報だ。
私は必ず読むことにしている。
アフガンで取材中に襲撃に遭って亡くなった
フランス人女性ジャーナリストは
木立さんの友人だったらしく、
彼女のことをこのコラムを通じて知ることが出来た。
27日の見出しは
「『米国市民から欧州の友への手紙』 鮮明な言葉で自国の行為綴る」
この見出しではちょっと見には
何が語られているのかが分らないが、読んでみて、
そうーか、アメリカとヨーロッパには
やはり率直な疑問のぶつけあいや意見の主張が
新聞紙上で行われているんだ、
と改めて認識を新たにしたんですね。
4月9日のフランスの新聞「ルモンド」紙に
「米国市民から欧州の友への手紙」と題して
一つのメッセージが掲載された。
米国の大学関係者、作家、ジャーナリストら
約120人の連名による手紙だ。
その中から抜粋と断ってその手紙が
木立さんのコラムで紹介されているので、
ここでも紹介させてもらおう。
ちょっと難しい表現も入っているが読んで下さい。
アメリカの120人もの人々が
ヨーロッパの人々へ必死に何を語ろうとしているか、
は理解できると思います。
「知識人は今日、決定的な選択を迫られている。
精神性に、巧妙に訴える美辞麗句をちりばめて
暴力的な軍隊を賛美するか、または、
一番困難な任務を果たすか。
支配権力の狂気と傲慢を告発し、理性にかなった対話、
公正な経済関係、実質的な正義を確立するために
人類すべてと手を携えるという任務。・・・・・
合衆国は、半世紀にわたって世界を改良すると
称して行ってきた破壊行為の結果の損失や荒廃に
無関心できた。我々が大切だと思っている
<普遍的価値観>を本当に守れるのは、
米国支配の犠牲者達と連帯したときからだけである」
この文章だけでは具体的には
過去アメリカが行ってきた政策と称する、
どの戦闘行為を指しているのか、分らないが、
恐らくパレスチナにおけるイスラエル軍の行為と
それを背後で支えるアメリカのことが
この手紙の直接的なきっかけなんだろうと思う。
それに9・11後のアメリカの状況全体を
指しているのかもしれない。
しかし、アメリカと言えば、
あの後イケイケどんどんになっているようにしか
見えないのだが、実はこうした冷静に
自国の行為について見つめる人たちがいたんだと
思い知らされる。
で、実はこのコラムの後半で明かされているのは、
この「米国市民からの欧州の友への手紙」
は2月にやはり同じ「ルモンド」紙に掲載された
米国の60人の知識人連名による
「米国からの手紙、戦う理由」
と題する一文への反論だということである。
こちらは署名者の中にあの『文明の衝突』の著者、
「ハンチントン氏がいることから推測できるように、
全面的に戦争を擁護する文章で・・・」
と木立さんが指摘する、
どっちかといえば9・11後のアメリカの国民の
精神・心理状況を表すような文章らしい。
木立さんによれば、欧州の新聞紙上では、
あのテロ勃発後目まぐるしい数の
米国人の書簡が掲載されたそうだ。
今回もその一つだろう。ただ木立さんはこう書いている。
「これだけ鮮明な言葉で
米国の行為を綴った共同書簡が掲載されたのは初めて。
率直な対話とはきっとこのようなことをいうのだろう」
アメリカと欧州は親戚なんですね。
日本の新聞紙上でそうしたことには残念ながらお目にかからない。
あ、もう送らなければ連休なので編集部、
この時間誰かいるかしら?迷惑を顧みず送稿!
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