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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第775回

ほぼ日編集部様

4月19日のニュースから

井上裕参院議長がまたカネで転んだ。
議長職を辞めざるを得なくなった。
これでここ1ヶ月余で議員を辞めたのが2人。
衆院の議運委員長を辞めたの1人。
まあ、次々に出るは出るは・・・・・
まだこの先出そうだなあ。
だけど本当に汚いことをやってる連中は
うまいから表には出ないかもしれない。
で、今日の新聞を見ていてほう!そうか!
と思ったことがあったので書いときます。

毎日新聞の2面、「発信箱」というコラム。
ついこの間までワシントンで
北米総局長だった中井 良則記者のコラムが面白い。
先日国際面でちらっと見た気がするが、
あんまり興味がなかったので
ちゃんと読まなかった記事がある。
そのニュースに関する実はこうなんだよ、という裏話だ。

南米にベネズエラという国がある。
石油が出る国だ。
先日ここで軍事クーデターがあって、
現職の大統領が席から追われた。
ああ、またいつもの
中南米によくあるやつかと思っていたら、
何と48時間後にまた追われたはずの
チャベス大統領が復職してしまった。

中井記者もこう書く。
「最初は典型的な中南米のクーデターに見えた。
 強権型指導者に国民が反発し、
 軍部が見限って追い出す。
 でき上がったのは親米政権。お定まりの筋書きだ」

ところが、一度は追われた
チャベス氏が48時間後に大統領に戻ってしまった。
「ベネズエラのチャベス大統領復活劇は
 クーデターの歴史でも特筆に値する」
と中井記者が指摘するように
こういう現象は珍しいものらしい。
で、結局誰が負けたのか?
記事中に登場する米国の中南米研究機関
「西半球評議会」の
アレックス・ボルバディングさんは
「(それは)ブッシュ政権だ」
と言いきっている。
記事によれば、チャベス政権は
キューバ、イラク、イランと親しく、
米国のアフガニスタン攻撃の時も
米国を批判していたらしい。

それは知らなかったなあ。
当時アメリカ・ブッシュ大統領の、
あの「お前は敵か味方なのか。どっちなんだ?」式の
世界中へのメッセージの中で、
批判的な国がアメリカの近くにあったとは・・・・・

中井記者は言う。
「米国から見れば異端者だ。
 チャベス排除はアメリカの国益と合致する」
証拠はまだないが、記事によれば明らかに
クーデターの背後にいたのはアメリカのはずだという。
だからアメリカが負けたことになるわけだ。
そうなんだ。
今度からはベネズエラ関係の記事も
ちゃんと読まなきゃなあ・・・・
と改めて感じた次第ですばい。
このコラムの見出しは

「米国敗れたり」

でした。

阪神がこのところ勝てなくなっている。
やはり去年の最大のウイークポイント、
「打てない」が
今年も解消されてはいないことを示している。
投手力で勝っているが、
点の取り方は1点、2点で、
打力で圧倒して勝ったと言う試合は少ない。
それは3番片岡がここぞというところで打っていない。
また4番アリアスに至っては満塁のバッターボックスで、
外角に球が来ると分っていても、
その外角球を空振りの3振。
あまりにも分かりやすすぎて情けない。
今年も阪神は外国人に泣かされそうだ。
明日は放送本番だ。もう寝なきゃあ・・・・

2002-04-20-SAT

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