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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第758回

ほぼ日編集部様

4月1日のニュースから

横浜市長選は予想通り中田宏氏(37)が勝った。
毎日新聞の1面には

「無党派・中田氏初当選」

という見出しが踊っている。
スポニチの社会面は

「小泉首相痛恨」

となっている。
確かにこの選挙は現職の高秀 秀信候補を
自民・公明・保守の与党3党と
中央では野党の社民党が推薦し、
無党派で出馬した中田氏が当選したが、
実は中田氏と小泉さんは結構親しい仲なのだ。

中田氏は例の松下政経塾出身。
細川護煕首相の秘書などを務めた後、
日本新党、新進党議員を経て無所属となり、
民主党で院内会派を組んできた。
しかし、首相の指名投票では
小泉氏に投票したぐらいの小泉派なんですね。
これはもともと郵政民営化で小泉さんと中田さんらは
同じ勉強会をしていたぐらいです。
今回、自民党の神奈川県連からは
首相の応援演説を要請したけれど、
首相は中央政治にはタッチするけど、
地方自治体に選挙には関わらない、
というつれない返事ででとうとう横浜には行かず。
逆に中田さんが首相官邸を訪れた時には
「頑張れ!」
と励ましたそうだ。
これには一部自民党議員達も
「そりゃあいくら何でもやり過ぎだ」
と批判があったらしいけど、
小泉さんにはそんなもの
「カエルの面に小便」
状態。
ことはそうは簡単ではないんだよねえ。
小泉さんの力が落ちたというより、
今回は現職に小泉さんが
全然ちから入れていないということを知っている有権者が
若くて行動力がありそうな「隠れ小泉派」を
勝たせたんでしょうたい。
それより今度の日曜日、
7日に行われる京都知事選が問題だねえ。
それと民主党は本部と県連で意向が違った。
これも今後に問題を残したね。

阪神は昨夜よくぞ勝った。
言うことなしの試合運び。
最後はハラハラしたけど、
片岡、ムーア、バルデスなどという
新戦力が今年はものになりそうで期待が持てる。
それに野村監督時代に大事に育てられてきた
赤星とか藤本という若手が伸びてきたのがいい。
野球評論家は軒並み行って4位ぐらいまでにしか
阪神を予想してないけど、
私はもっと上に行きそうだと思うけど・・・・
ま、これはひいき目かも・・・

毎日新聞の社会面にこんなベタ記事が。

「『高秀氏4選』産経が誤速報 
 ホームページで」

 
横浜市長選で、
産経新聞のホームページが
午後9時3分から約15分間
「高秀 秀信氏が苦戦の末4選」
とする原稿ば流しちょったげな。
10時前には気がついて
慌てて訂正の記事を流したんだそうだが、
もう後の祭りたいね。
産経新聞のデジタルメディア本部WEB編集部によると
「予定原稿を掲載してしまった」
としている。
新聞やテレビなど
ニュースを取り扱っているセクションでは
こういう接戦になりそうなときには
どちらが勝ってもいいように、
二通りの原稿を事前に書いておくわけです。
新聞テレビなどでは時間と勝負しているので、
開票結果が見えた瞬間にニュースを流さないといけない、
というか、商売敵に負けちゃう。
だから味気ない型通りの予定稿を書いておくんですね。
9時過ぎっておそらくまだどっちとも
決着つかない時間帯ですよね。
産経は票の出具合を見て
「こりゃあ、高秀候補の勝ちだ」と判断したのなら、
これは選挙情勢の
読みが浅かったということになりますばい。
うっかり予定稿ば出したつなら、
これはこれで誰がそんなうっかりな判断ば
したつじゃろうか、
という興味も湧くんですが・・・・・・
ま、選挙も昔のように推測がついたのとは違ってさあ、
どっちが勝つか、ハラハラするようになってきました。
これは大変楽しいことですが、
メディアには辛いんでしょうね。
本当は新聞やテレビを
全部チェックしている人はいないわけで
そんな細かいことはどうでもいいんですが、
何せこういう詰まらんことに
目の色変えるのが好きなのが
我々マスコミ人種なんですね・・・

さて、これからたまっている
原稿ば書かなきゃあ・・・

相変わらずパレスチナ情勢は目が離せないですね。
皆さんはちゃんと新聞の
パレスチナ問題の記事読んでますか??
ではまた明日・・・・

2002-04-02-TUE

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