TORIGOE
3分間で、
最近のニュースを知る。

鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第755回

ほぼ日編集部様

3月29日のニュースから

とうとうイスラエルで
パレスチナ人による自爆テロで20人の死者が出た。
朝日夕刊(28日)の1面4段見出しの記事。

「イスラエル 自爆テロ20人死亡
 ハマスが犯行声明」


記事によれば、イスラエル北部のリゾート地、
ネタニヤのホテルで自爆テロがあり、
20人が死亡、100人以上が負傷したという。
死者の人数は毎日新聞の夕刊1面では

「イスラエル 自爆テロ 19人死亡」
「ハマスが犯行声明  サウジ和平提案直後」


となっていて、朝日の20人より一人少ない。
こう言うのを見ると新聞の記事というのは
本当に欠陥商品だなあと思う。
今回の場合、どっちが正しいのかは分らないが、
新聞記事は完璧な人間などはあり得ない、
その人間が、
締め切り時間という時間の制限の中で作っている、
という意味で本来欠陥商品である。
この自覚を新聞を作っている側が持っていること
が大事なんだと思う。

いま、パレスチナーイスラエルでは
アメリカが割って入り、
和平への動きが出ているところだ。
しかし、こうした和平に反対する勢力が
自爆テロ行為で中東和平の
枠組みを壊そうとしているんだろう。
「ハマス」というパレスチナ武装勢力の中でも
超過激な1派が今回は犯行声明を出した。
これで、イスラエルはまたアラファトを
非難して報復攻撃を強めるだろう。
アラファト議長をリーダーとする
自治政府指導部はパレスチナ通信を通じて、
民間人を対象にした自爆テロを非難する声明を出した。
「責任者に対して厳しい措置位を取り裁判にかける」
しかし、ここでは過激な方にどちらの側も
引きずられる傾向にある。
穏健にことを収めようという人たちは沢山いると思うが、
イスラエルもパレスチナも超過激派が最終的には
イニシアティブを取ることになる、
まことに不幸な構図だ。
明日はまた4時起きなのでもう寝ます。
また明日・・・・

2002-03-30-SAT

TORIGOOE
戻る