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第710回
ほぼ日編集部様
2月3日のニュースから
読者の方からは多くのメール有り難うございました。
賛否両論ですが、こうやって
市民の1人1人が自分の意見を言えるのっていいですね。
今日のTBS報道特集(日曜日午後5時半〜6時半)で、
同じように田中真紀子さんの国会答弁の
ウソを検証していました。
ま、見る人は見ているんだなあ、ということです。
でも、単純に「今回は田中さんは正しい」と言ってる方が
分り易いというのか、簡単な、
つまり面倒な作業をしなくてすむということでしょう。
他は相変わらずですねえ。
今回はNGOの大西さんという第三者の証言があって、
誰もが鈴木議員と野上次官という
真紀子さんの敵の方が怪しい、という状況がまずあった。
嗅覚の鋭い真紀子さんは
今回は100%自分の勝ちだと思いこんだ。
そこで思わず勢い込んでファールをしてしまった。
一国の大臣としては絶対にやってはならない、
国会の答弁で虚偽を述べるという領域に
踏み込んでしまった。
しかも、それはうっかりとか勘違い
という種類のウソではなく、意図的な捏造、
でっちあげの類いのウソです。
これはうっかり勘違いのウソと違って
ハッキリ言うと犯罪行為なんです。
ある特定の人物の名誉を傷つける目的で
真実とは異なることを公の場で公表した場合は、
刑法では「名誉毀損の罪」ということになります。
国会の場での発言は刑法の対象にはなりませんが、
議会内部では処罰の対象になります。
それぐらい今回の田中真紀子前外相の
国会での発言は重大なことなんです。
細かいことじゃないか、ではすみません。
鈴木さんが大西さんらの出席を止めさせようとしたことは、
大西さんの数度の記者会見で明らかにされており、
一応第三者の証言があります。
また、外務省の重家局長と宮原課長の二人が
大西さんに電話をして
鈴木さんにお叱りを受けていると言ったことも
大西さんの口から述べられています。
ここまではかなりの可能性で事実でしょう。
大西さんが意図的にウソをつかない限り
これは事実と見ていいんだと思います。
問題は大西さんらの会議への出席拒否に関して
野上次官がどの程度関与していたか、ということです。
恐らく報告は上がっていたでしょう。
最初からそういう指示をしたというより、
局長レベルの判断でやって
問題が大きくなって報告した
と言うのが本当のところでしょう。
しかし、知っていたと言うこととその実情を、
つまり鈴木さんから言われたから
部下がそういうことをやりました、と
真紀子外相に政治家の実名を上げて報告したかどうかは、
また別の問題なんですね。
真紀子さんと野上次官の関係からすると、
こういう場で政治家の名前を出すのは
問題をこじらせることになるぐらいの判断は
野上次官もするでしょう。
私はここで真紀子さんが
当然野上次官が知っているはずだから、
自分に対して鈴木さんの名前を出したはずだ、と
希望的観測で答弁してしまった。
当初はここまで問題になるとは思わず、
軽く考えていた節がある。
だから、ああいう
時間的に矛盾する、
菅直人さんの申し入れ用紙に走り書きをした
などと言う小細工を弄してしまったわけですね。
自ら墓穴を掘る、というのは
まさにこういう時に使われる慣用句なんでしょうね。
ウソをつくために次のウソをつく、
そうしている内に今回のような矛盾が
自分の言葉の中に忍び込んでくる。
こわいですね、ウソをつくということは。
私達普通の市民も
こういうことは日常的に経験していますから、
ウソをつくことには相当に抑制的になっています。
が、この人は日常的にウソをついて
これまで誰もが見逃して来たので
タカをくくっていたんでしょう。
小泉さんは最初から更迭を考えていた訳ではないようです。
やはり、真紀子さんがここまでの作為的な、
ある意味では悪質な虚偽答弁をしたことを突き付けられ、
さすがの小泉さんも
最後の決断をせざるを得なかったといいます。
NGOと鈴木議員の問題と真紀子さんの事は
別次元の話なんですが、
日本の報道のレベルは
そういうことをきちっと峻別しません。
情緒に流れるんですね。
絶好のチャンス!!、シメタ!!
そう思った真紀子さんが悪のりをしただけの話なんです。
もちろん鈴木さんと外務省のことは
私達の立場からきっちりケリをつけたい
と思っているのは確かです。
今情報を集めているところです。
もしなんかあったら教えて下さい。
ということで、もう一度繰りかえしてしまいましたが、
よろしく。
また明日・・・・・
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