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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第693回

ほぼ日編集部様

1月17日のニュースから

昨日「あっせん利得処罰法」の問題点を指摘したが、
今日の新聞によると、
小泉首相は早速見直しを
山崎自民党幹事長に指示したという。
さすが小泉さん、
これは利あらずと見るとやることが早いねえ。
これまでの首相ならもっと周りを見渡してから
所謂ボトムアップ方式で決めようとしたもんだ。
良く言えば
みんなの意見を聞いてからちゅうことでしょうが、
こういうやり方は経済が右肩上がりの高度成長期には
オーケーでも、今の混迷の時代には合いません。
今は問題が発生したらリーダーが即断して
実行に移すトップダウン方式でないと
時代に流れについていけません。
その点小泉さんはせっかちなくらい素早い。
ただこれも国民がキチンとチェックして行かないと
とんでもない方向へ暴走すると
これはこれで困るんですばい。
トップダウンとチェック。そのバランスがとれているのが
程よい民主主義なんでしょうか。
「あっせん利得処罰法」の抜け穴は処罰の対象に
「私設秘書」
を入れていなかったことにあることが
今回はっきりしました。
私設秘書といっても完全な政治家の分身なんですから、
政治家の威光や権威などを駆使するんですね。
公設秘書は処罰の対象になっていますが、
実際には私設秘書の方が事務所内では
偉いケースが多いんですね。

さて、今日の気になるニュースなんですが、
最近ちょこちょこ偽1万円札の話が
新聞などに出てませんか。
これまでにも偽札の事件は何度もありましたが、
今回はこれまでと少し違うようですよ。
より深刻だと言う意味ですけどね。
そこで16日には警察庁がこれまで
偽1万円札が見つかっている関係都府県警を集めて
緊急の合同会議を開いたそうだ。
毎日新聞の社会面に2段見出しで

「偽1万円札 表裏、張り合わせか
 警察庁、異例の合同捜査会議」


記事によると、これまで発見された
偽1万円札は東京都内で104枚、
静岡県富士市で逮捕された
元暴力団員の車から約400枚、
横浜市のJR横浜駅周辺で3枚、
大阪市中央区で約420枚、
合計約930枚が見つかっている。
今回の偽札の特徴は本物そっくりで
コンビニなどでも簡単に騙されていることだ。
一番肝心なことは中央部分の丸い透かしに
ちゃんと福沢諭吉サンの透かしが入っていることですね。
これで先ず騙される。
あ、透かしがある、これなら大丈夫という訳だ。
でも一度自分の持っている1万円札を見て下さい。
透かしは福沢さんだけではないんですよ!
左下隅に丸い識別マークが2個あるはずなんです。
もしあなたの札にそれがなければ、
はい、それは偽1万円札をつかまされたということです。
すぐに警察に行って下さい。
これまでの偽札はカラーコピー機などを使ったものなので
透かしはなく一見して偽だと分った。
今回は10年前に香港で作られ日本で見つかった
「和D52号」事件の札とかなり似ているそうだ。
透かしが入っていること、
それに印刷がオフセット印刷で
裏と表は別に印刷して張り合わせていることなど・・・
香港、台湾系の中国人と
日本の暴力団が組んでいることから、
一連の中国人犯罪と共通するものがあるようだ。
相当数の偽1万円札が
出回っていることが考えられるので、
みなさん、御用心!!!

ではこれから私は北里大病院へ、耳の治療だ。
また明日・・・・

今週の「ザ・スクープ」は是非見て下さい。
「野田事件」という
あまり知られていない24年前の
少女殺人事件にまつわるある重大な問題。
警察の証拠ねつ造をうかがわせる
驚くべき事実をアメリカまで
私が行って突き止めて来ました。
詳しくは土曜日朝10時50分から・・・・・・

2002-01-18-FRI

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