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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第668回

ほぼ日編集部様

12月15日のニュースから

今日は新聞を見ていて書くことはいっぱいある。
でも放送の後ってエネルギーがない。
これが問題だなあ。
耳が爆発しそう。
メヌエル病だから仕方がないんだけど、
右の耳はどうにもなりません。
てなことを頭の片隅に追いやって新聞読んでいたら、
スポニチの2面に
「盛田に感動料  脳腫瘍から見事カムバック賞 
 価値ある2勝で倍増」
という記事を発見しました。
「脳腫瘍」
という言葉にはすぐ反応してしまいますね。
盛田幸妃投手(32)=近鉄バッファローズ=は
1998年に脳腫瘍の手術を受け、
今年6月に3年ぶりの白星をあげたが、
結局今シーズンは2勝をあげた。
さらにオールスター戦にも出場、日本シリーズにも登板。
カムバック賞を受賞した。
今年の年俸は昨年から70%ダウンで
1600万円になったが、
来年の契約は倍増で3200万円になったそうだ。
近鉄球団、いいぞ!!
ええとこあるじゃん!!
小泉さんじゃないけど
「感動した!」
だねえ。
盛田投手といえば、
かつては横浜時代に盛田--佐々木(マリナ−ズ)の
必勝パターンといわれたほどのピッチャーだったが、
近鉄に移った年に手術をして、投手生活は危ぶまれた。
でもよくここまで再起したよねえ。
脳腫瘍といえば、ほとんどもうアウト、
という響きがあるじゃないですか。
それがまた投手として復活するなんて
誰が考えたでしょうか。
新聞には手術後リハビリに励んでいるころの盛田投手と
奥さんの写真が載っているが、
家族、中でも奥さんだけが
信じて励ましていたんでしょうね。
それは分るよなあ・・・・
実は私ももう数年前ですけど、
ある日突然、娘から「ママに脳腫瘍が見つかった」と
電話で告げられ、
目の前が真っ暗になった経験があるんです。
あの時のことは忘れられませんね。
自分に癌が見つかったといわれた方が
まだ驚かなかったと思いますが、
それから始まった戦いの日々のことを考えると、
盛田投手夫人の気持ちが推察できます。
幸い手術はうまくいき、今では何も問題はありませんが、
時々思い出しますよねえ、
あの瞬間のなんとも言えない感じ。
盛田投手の記事を見ていて
「脳腫瘍」
という活字に反応してしまいました。
人間、生きている内に多かれ少なかれ
こうした病気と直面する瞬間は誰しもあるんでしょう。
今も同じような状況にある方もいらっしゃるでしょう。
そういえば、ガンジーさんはどうされているんだろうなあ?
私が池袋の書店でサイン会をしている時、
一人の男性がにこやかに近付き
「ガンジーです」と一言告げて立ち去られた、
あの姿が目に浮かびます。
毎日「ガンジーさん」のページだけは必ず見に行き、
「まだかなあ?!」
と呟いています。

今日はこの辺で。
また明日・・・・

2001-12-16-SUN

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