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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第665回

ほぼ日編集部様

12月12日のニュースから

北海道が「パチンコ税」なる新税を考えだした。
朝日新聞の社会面に6段の囲み記事で
ニュースになっている。

「北海道考案 パチンコ税
 『四方は海 店も客も逃げ出せまい』」


最近は税収が減っているのを反映し、
それに地方自治体がほとんど国に握られている財政の事情を
自主的に解決しようという試みとして、
新たな新税を考え出すのが流行りだ。
東京都の石原都知事が「ホテル税」を議会に提案して、
鳥取の知事などから反論食ってるのは皆さん、
御存じの通りでです。
神奈川県では競馬にも税金かけようという試みもあったし、
先日この欄で紹介して、
それに直接岩手県の増田知事からメールを頂いたが、
岩手県あたりは首都圏で排出され、東北で廃棄される
産業廃棄物などにも将来的にはなんらかの対抗策(税)を
考えて行かなければ・・・・・
ということらしい。

あ、今日のスポニチの社会面にはこういうベタ記事が。

「東京都ホテル税 19日にも可決へ」

都議会は
「課税自主権を行使し、
 宿泊税を創設しようとする方向性は理解する」
(公明)
というような意見が大勢でどうやら可決成立しそうだ。
で、北海道の話に行く前にもう一つ、
こうれはちょっと笑っちゃう新税構想。
朝日新聞の33面というからこれは東京都内版のページ。
ここにこんな見出しが・・・・・

「『性風俗営業税』見送る 台東区
 『公平性確保難しい』」


記事によると台東区はソープランドやファッションヘルス、
ストリップ劇場など性風俗業者に新税として
「性風俗税営業税」
を創設しようとしたが、あれやこれや議論する内に
オジャンになってしまったそうだ。
その理由は
「この業界は経営者が頻繁に交代するうえ、
 サービスの形態も様々。
 公平性を確保するうえでも、課税は難しい」
ということだそうだ。

不景気により所得税、法人税、住民税など
税の中心柱が揺らいでいるので、まあ、どこでもここでも
何とかして国民から税金を搾り取ろうと必死ですね。
あ、まだあったぞ!
毎日新聞の1面に

「たばこ増税 1本1円 有力に
 自民税調  発泡酒は1缶10円〜20円」


そういやあ、これもあったなあ。
私はタバコは吸わないし、
あんなもんはこの世から消えてほしい、と思っている
(昔若いころには吸っていたくせに・・・)んで、
いいんだ、どんどん増税してくれ。
愛煙家にはまことにすみませんがね・・・
発泡酒への課税はちょっとひどくないかい。
ビール業界がうまく隙間をついて、
つまり創意工夫で税金が安くて飲める、
限り無くビールに近い商品をつくり出して
ようやく日の目を見たというのに、
さあ増税じゃあ、といのはあまりにも安易だ。
ビール業界だって創意工夫をしてるんだから
政治家ももうちょっと税金を取るにしても
考えてくれよねえ。
みんなが納得して払える様なさあ。

さあ、そこでまた北海道に戻るが、北海道は
生活・文化の振興をめざす法定外目的税として
「パチンコ税」(仮称)
を創設する方針を固めたと朝日新聞は報じている。

記事によると、道内のパチンコ業者は800店、
計27万台。
1台当たりに数千円を課税すれば、
税収は年間5億円〜10億円の見込みだという。
この税金は客にかけるんではなく業者にかかるので、
道庁はこれまで業界団体と意見を交わしてきたというが、
朝日に記事にこういう下りがある。
「『海に囲まれた北海道の場合、課税しても、
  店も客も隣の県に逃げ出す心配はない』
 との判断もはたらいた」
確かに北海道は周りは海だ。
ここでは税金取られて癪だからちょっと隣の県まで
車でパチンコやりに行ってこよう、なんてことは出来ない。
その通りだけど、何だかなあ・・・・
せこいよなあ・・・

国も地方もどこも税、ぜい、ゼイとぜいぜいしているぜい。
私の持論は暴論ではあるが、嬉しい人から税金は取れ!
というものだ。
競馬や競輪、競艇、オートレースなど
国が認めているギャンブルで
勝ち馬賞金ならそのうちの5%とか10%とか
賞金を取った人にほんの少しの税金負担を
お願いするというものだ。
賞金取って嬉しい人だから、
ちっとやそっとの税金ぐらい払ってくれるでしょうたい。
そう思いませんか。
もちろんこれは課税の公平の原則に反することは
分っていて言ってるんですよ。

人間、嬉しい時には気も大きくなってるし、税金払っても、
おお、持ってけ、持ってけ、ってなりません?
どうせなら税金て気持ちよく払いたいよねえ。
公営ギャンブルで勝った人から取る。
これでどうですかねえ。

仙台の筋弛緩剤事件、昨日取材に行ってきましたが、
これはどう見てもえん罪事件ですねえ。
警察の捜査があまりにもずさん。
科学的にあり得ないことを平気で
「鑑定結果」などと言って憚らない神経にあぜんとします。
私達はこれはしつこく見て行きますよ。

さてこれからADSLの工事ですが、
業者の方が何時にやってくるのか分らないんです。
サービス、営業なんてもんじゃないですね。
ことネットに関しては。
ユーザーは黙って来て頂けるのを
有り難くお待ち申し上げていると言う訳です。
こんなんでいいんですかねえ?

では今日はこれで
また明日・・・
あ、『8月の砲声』の復刊を求める投票、
もうえらいことになってますよ。
「ほぼ日」パワー、こんなんだったの?って
投票した読者自身が驚いていますもん。
自分達の力と言うか、エネルギーですか・・・・
さあ、何票になったか見に行きましょうか。
さっきは400票を超えてましたけど・・・・


『8月の砲声』という本のこと

復刻についての呼びかけについて。
本のことについて。

2001-12-13-THU

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