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第663回
ほぼ日編集部様
12月10日のニュースから
今日は朝刊は休刊日だ。
夕刊まで待てば新聞はくるんだけど待てませんたいね。
そこでまた前の新聞で書き残したことを
探してきて書こうと思います。
8日の夕刊を見ていたら毎日と朝日に
こんな記事が社会面に出てました。
「浦和署 会社員を誤認逮捕
紛失通帳使い引き出し容疑
伝票の指紋は別人」
(毎日4段)
「浦和署が誤認逮捕 詐欺未遂容疑の男性
アリバイ確認、謝罪」
(朝日3段)
記事によれば、浦和署が8日に
川口市の会社員男性(44)を
詐欺未遂容疑で誤認逮捕したと発表したという。
警察が自分からすんません、間違うとりました、
ちいうのはよっぽどですばい。
あ、しもた(しまった!)と
ほんなこつ思うた時じゃなかと
こげな謝り方はせんじゃろうね。
まあ、記事を読む限りではひどいもんじゃねえ。
あまりにも安易な逮捕ばい。
記事に従ってすこしディテールを見てみまっしょ。
まずはじまりは先月30日午前9時50分頃、
さいたま市の銀行支店1階にひとりの男が訪れ、
販売会社名義の預金通帳で
約415万円を引き出そうとした。
不審に思った行員の照会で、
紛失届が出ていた通帳と分り、行員は110番通報。
窓口で対応した行員の目撃情報で
たまたま銀行を出て行った会社員男性を
約300メートル追跡。
警察官が現行犯逮捕したという。
ところが、
その男性は「3階の相談窓口にいた」と
容疑を否定。
防犯ビデオや、
男が現金を引き出そうとした際の払い戻し伝票の筆跡や
指紋でも別人のものと判明し、12月3日に釈放された。
これが毎日新聞による記事からの概要だ。
朝日によると、細かなところでちょっと違う。
まず、逮捕はこういう風に行われたようだ。
「たまたまロビーにいた男性が店の外に出たところ、
犯人と勘違いした行員が後を追い、
駆け付けた署員に
『犯人はこの人です』などと指し示したため、
この男性を準現行犯逮捕した」
毎日は「現行犯逮捕」
朝日は「準現行犯逮捕」
ちょっと違う。
それから朝日の記事では浦和署が男性に
謝罪したと書いてあるが、毎日にはない。
こういう記事を見ていて思うが、
どちらの新聞記者も間違われた、
ある意味では被害者である会社員男性の立場から
記事を書こうとしていない。
警察の発表記事をそのまま書いていることです。
私が間違われたらこんなことで
4日間も勾留されたらほんとに怒りますよ。
だって、本人は「3階の相談窓口にいた」と
言っている訳ですから、
応対をした銀行員に聞いてみれば
すぐアリバイは成立するはずでしょう。
それに防犯ビデオや指紋での比較と言う作業も
簡単なものです。
一日あれば出来ます。
それなのに4日間も警察の留置場に留め置かれた
人間の怒りや腹立たしい気持ちを
記者達は全然理解しようと思っていない様です。
なぜそんな簡単な手続きで分ることを
4日間もかけたのか、
そういう簡単な疑問を警察や検察に投げかけていません。
それにこの場合はこの銀行が大失態をしています。
お得意さんのお客さんを
犯罪人に仕立て上げる原因を作っているのですから。
記事には銀行側が謝ったというくだりは全くありません。
記者はそこまでちゃんと取材して書いたんだけど、
デスクが削ってしまったのかもしれませんが・・・・・
記者クラブにいて原稿を書くと
こういう具合になるんでしょうね。
もっと足を使えよ。
お前さん達は何のために記者になったんだ?
こういう時に被害を受けた人間の感情を
ちゃんと受け止められないようなら、
記者稼業なんか辞めてしまえよ!
というところで、今日は終わり。
また明日・・・・は仙台に出張なんで、それも早朝から
また書けないかな・・・
ところで、8日のこの欄で取り上げた
『8月の砲声』という本のことですが、
9日にはカナダからのメールで
「復刊ドットコム」という仕組みがあることを紹介して
投票を呼びかけましたのは皆さん、御存じの通りです。
先ほど、このホームページを何気なく覗いてみたら
なんとすでに
191票(10日午後10時現在)の投票があって
もう「復刊交渉」というところまで
進んでいることが分りました。
恐らくこれから最初の出版元、筑摩書房との交渉が
始まるんでしょう。
100票超えたから必ず復刊という訳では
ないようですので、どんどんこれからも投票して
交渉の後押しをして下さい。
それにしてもやっぱり「ほぼ日」のパワーはすごいわ!!
1日で軽く復刊交渉開始の基準
「100票」を超えてしまいました。
驚いています。そのホームページは次の通りです。
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=2311
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