TORIGOE
3分間で、
最近のニュースを知る。

鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第656回

ほぼ日編集部様

12月3日のニュースから

これから九州へ出かけます。
出発までの短い時間を使って書いて行きます。
私がかつて在校した吉井小学校と隣町の田主丸で
子供達相手にお話ですが、
何を話すのかまだ何も決まってないんです。
どうなるとじゃろうか?

さて、今朝はまだ新聞が来てません。
そこで昨日の朝刊を見ていました、。
どこも雅子さんに女の子が生まれたので
にわかに「女帝論議」に花を咲かせていますね。
毎日新聞も2面で

「皇室典範改正 再燃も 女児誕生続き
 政府、世論見極め」
「明治から『男系男子』 欧では改正次々」


などと女帝時代についてあれこれ議論を紹介している。

朝日新聞も2面に

「典範改正巡り論議も 継承ルール変更は難題」


朝日は過去に8人の女帝がいたことを明らかにしているが、
いずれも即位後に子供を生んだことはなく、
後継はまた男系男性に戻っている。
などなどまあ、色んな過去の事例の検証が行われている。
ばってん、この議論は男女同権の時代に天皇の継承権が
男系男性だけに限られていることのおかしさが
最大の論点だと思うんですが。
みんな色んな理屈をつけていますが、要するにこれからは
日本と言えどもいかなる場面でも男女は平等であるという
原則の貫徹がどこまで貫かれるかだと思うんですね。
「お祝の最中に非礼」という見出しの談話が
毎日新聞には出てました。
女児が生まれたから当然のごとく将来の問題について
国民の税金で暮らしている天皇家の問題について
国民があれこれ論議するのがどこがおかしいんでしょうか。
どこが非礼なんでしょうか?
わからんなあ。
「お祝の最中に非礼」などという
アナクロニズムが横行してくると、
日本はまた息苦しい世の中になってきはしませんか?
国民がこの際、女児誕生の機会を捕らえて
大いに議論すべきでしょう。
将来、皇太子夫妻に男子が生まれるかどうかは
この問題とは直接関係ないんですね。

またこういうコメントもあった。
「安易な議論さけるべきだ」
この学者は
「現行の憲法に『皇位は世襲』と明記している以上、
 その原則を維持するため、皇位継承は男女は問わず
 認める方向で改正するほかはない」
と、女帝もあり得るとの論者だが、この人も
「安易な男女平等主義の観点からでは
 本質を誤る恐れがある」
と指摘している。
こういうのが学者の本質だねえ。
国民が「安易に」議論するのは好まない。
本質を議論するのは我々学者/専門家の先生だ。
オレ達に任せておけってね。
もうそういう時代じゃないんだよ
インターネット時代にはこういう考えは古いんだよね。
誰もが言いたいことを、考えていることを
じゃんじゃん発言することがいいんだと思うよ。

あれもう、羽田へ行く時間だ!!

また明日・・・・・・

2001-12-04-TUE

TORIGOOE
戻る