TORIGOE
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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第634回

ほぼ日編集部様

11月11日のニュースから

昨日の夕刊で報じていた
ビンラディン氏の単独会見記事の続報は
朝刊にはほとんどない。
結局新聞社では裏もとれないので
彼の言葉を前提として記事を作れない
と判断したのだろうが、
これはやはり一つの可能性として周辺取材をして
続報を出して欲しかったな。
夕刊のないスポニチは
もちろん社会面で大々的にやってますよ。

「核保有明言 『米が使えば、われわれも・・・』
 警告  ビンラディン氏   
 パキスタン紙単独インタビュー」


この記事には別のパキスタン紙の報道として
こういう見方があることを伝えている。
「パキスタン紙報道  既に米国内持ち込みか」
これもどこまで信用していいのか分からないが、
一応こういう報道があるということは
紹介しておいた方がいいだろうと思う。
記事によれば、10日付けのパキスタン紙
「フロンティア・ポスト」紙。
同紙によれば、パキスタンの3軍統合情報本部と
米連邦捜査局(FBI)、米中央情報局(CIA)は
アルカイダの核・生物・化学兵器保有の可能性について
共同で調査を進めていたが、
これまでにそうした捜査チームは、
少なくとも二つのブリーフケースが米国内に届いている
との結論に達したという。
二つのうち一つは中央アジアのグループから送られた。
ケースの重さは8キログラムで、
少なくとも2キログラムのプルトニウムとウラニウムが
入っている可能性があるという。
こちらの方は本当かいなあ???
というくらいの記事だが、
さりとて全くこれを否定する情報もないわけで、
この辺はもう疑い出せばきりがない、
疑心暗鬼の世界ですばい。
でも本当にアメリカに
こんな物騒なもんが持ち込まれていたら
アメリカの情報機関が何んとか掴んでいるだろう
というのは、これが間違いらしい。
それは先のニューヨークのテロ事件で証明された。
9月6日に日本政府にまで
「日本と韓国内の米国関係施設でテロ事件が起きる
 かなり高い確率」として警告が伝えられていたのは
今や知られている事実。
ところが肝心の自分ところの足下で起きることについては
なんの情報も持っていなかったんですから。
アメリカの情報機関の能力低下は
冷戦の終わりとともに進み始めたと言われていますが、
今回もだから核・化学兵器の持ち込みについても
大丈夫かなあ・・・と心配になるわけです。
ビンラディンとアルカイダの力を見くびったら
またえらいことになりますばい。
この辺の情報については
今後注意して追跡していきますから見ていて下さい。

今日は天気のいい日曜日。
だけど友人の本の書評を書かなければならないので
家にこもっています。残念。

ではまた明日・・・・・・

追伸。
これは朗報。
先日、「坂本龍馬の持っていた古式拳銃」を所持していた
として奈良県の村の寺の住職(70)が
いきなり逮捕されたことをここで紹介したのは
覚えているでしょう。
その後その住職の義理の息子さんがほぼ日の愛読者で
私宛に詳しいことを連絡されてきたことも
ここで紹介しました。
昨日その息子さんからまたメールが来ました。
それによると、逮捕後10日間の勾留が認められて、
家族はさらに10日間の勾留延長が
認められるんではないかと案じておられたようですが、
さすがに検察庁もそれを断念し、
ご住職は10日に釈放になりました。
村の人たちの署名嘆願書などが効果を発揮したようですが、
息子さんは村人に説明する資料として
私の原稿をコピーして配ったそうです。
新聞やテレビがちゃんと伝えなかった中で
ほぼ日が何らかの役に立ったということです。
住職が単に美術品として持っていたもので
なんの犯罪性もないことを
ようやく奈良地方検察庁も分かったようです。
恐らく不起訴になるでしょう。
悪くとも起訴猶予でしょうかね。
よかった、よかった・・・・
警察は罪人を作り出すために
仕事をするんではないんですばい。
あくまで犯罪を防止・捜査するのが務めですたいね。
いくら形式的に違反しているからと言って
無理に罪人を作り出すのはいけません。
形式ではなく、実態として犯罪性があるのかどうかだと
私は思うんですがね。
これには異論があるとは思いますが・・・

2001-11-12-MON

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