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第616回
ほぼ日編集部様
10月22日のニュースから
これから出かけるまで30分しかない。
今夜はフランシス・コッポラ監督の
「地獄の黙示録ー特別完全版」
の試写会に行くつもりです。
上映時間がなんと3時間23分という長いものですので、
帰宅時間が遅くなるでしょう。
それからこの原稿を書く自信はないので
今のうちにと思いながら
新聞にチェックの目を走らせています。
最近は毎日のことですが、
新聞のページのかなりの部分を
テロ事件・アフガニスタン情勢が占めているので、
いつもその関連ニュースを取り上げているようです。
やはり毎度同じネタだと読むほうもそうでしょうが、
こちらもどこか新鮮さとか緊張感が薄れてくる。
それではいかんばい、
と胸にピピピッとくるニュースを
ピックアップするようにはしているんですが・・・・・
なかなかないんですよ、ほんとに・・・・・
後残り30分・・・・・うううう、いかん・・・
新聞から気になる人の言葉を今日は取り上げます。
ひとつはこれ。
朝日新聞の3面下隅にあったベタ記事。
「『テロの定義は議題にならず』
マレーシア首相」
マレーシアのマハティール首相は
上海で開かれた[APEC]の首脳会合の後の記者会見で
次のように語ったという。
「反テロ宣言は出たが、
何がテロなのかについての合意はなかった」
「ハイジャックした飛行機で突っ込み、
罪のない人を大勢殺したり、
自爆して人々を巻き添えにしたりするのはテロリスト」
「(しかし、ケニア独立を指導した)
ジョモ・ケニアッタはテロリストだが英雄だ」
などと語ったという。
これを伝えた朝日の山田記者は
この言葉の後にこう続けている。
「・・・・などと(マハティール首相が)語り、
時代や立場によって
テロリストと英雄は入れ替わるとした」
この記事の通りだとすると、
これまで世界の指導者の中でここまで
テロリストという概念を相対化した人は
マハティールさんが初めてだと思う。
マハティール首相は
金融危機の時もアメリカのグローバリズムに対して
反対の意見を述べており、
アメリカのやり方に
今世界のリーダーのなかで
正面からものが言える人のようだ。
今日は私はこの一言に注目しますね。
価値観の相対化というのは
かなり大事なことだと私は常々思っているんですね。
絶体にこれが正しくて
そっちは正しくないなんて言う議論はもちろんありですが、
私はそれはとりたくないんですね。
このマハティールさんが投げ掛けている言葉の意味を
少し皆さんも考えてみませんか。
あ、もうでかける時間ですばい・・・・・
ではまた明日・・・・
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