TORIGOE
3分間で、
最近のニュースを知る。

鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第599回

ほぼ日編集部樣

10月5日のニュースから

いよいよ明日、つまり今日から
新生「ザ・スクープ」の開始だ。
第一回はアメリカに今狙われている「タリバン」とは何だ?
という話です。
パシュトゥーン族とイスラム原理主義の混合体であり、
いまアフガニスタンを実効支配するこの政権は
そんなに悪いのか?
世界中のマスコミでは悪人の巣のように伝えられている
この組織というか団体を構成している人々は
どんな連中なのか?
これまでのマスコミには出ていない視点と
映像・インタビューでちゃんと伝えます。
是非見て下さい。
土曜日午前10時50分から11時45分までです。
暫くは不自由ですがこの時間でご覧下さい。

さて、そのタリバンと関係するニュースですが、
4日の朝日夕刊にこういう記事が出ていました。

「『タリバーン後』のアフガン新政権
 米、日本の支援重視  国務長官示唆」


この記事はアメリカのパウエル国務長官が
主要外国通信社と会見した際、
「今後の日本に期待する行動について、
アフガニスタンに新政権が生まれた場合の
政府支援を強調した」という趣旨の発言をしたというもの。
要するにアメリカがタリバン政権ば打倒するでっしょう。
そん後にできる新政権に日本としては
経済的な援助ばしてくれよ、ちゅうことですたいね。
まあ、それはよかですたいね。
アメリカが勝手にそげん思うても
そりゃあアメリカの勝手ですけんね。

ばってん、この記事のどうにもこうにも腹が立つのは、
パウエルさんの物言いがどうも
宗主国が植民地か属国にものば言いよるごたるとです。
「長官は・・・」とこの記事は書き始めて、
日本政府が米軍に対する自衛隊の後方支援や
難民支援を行っていることについて、
パウエルさんはこう「評価」したと書く。

「正しい行動を判断している」


朝日の記事は日本語としては少しおかしいが、
要するに日本は正しい判断に基づいて行動している、と
言いたいんでしょうね。
先ずこの言い方が気にくわないね。
お前さんにそういうふうに一々正しいとか正しくないとか
言われたくねーよ。
何か先生に生徒が採点されてるみたいな感じですよねえ。
感じ悪るー・・・・
で、これに続いて記事ではこうなっている。

「小泉純一郎首相は歴代政権が行った以上のものを
 提供したようだ。首相は言葉だけでなく、行動で示した。
 アフガンの全国民を代表する政府が樹立されたときに、
 日本は重要な役割を果たす立場にあるだろう」


おうおう、小泉さんが涙流して喜ぶ姿が目に浮かぶばい。
ご主人様に褒められて、
そうですか、じゃあ、そうさせてもらいます、ってんで
日本は本当にそこまでアフガンにコミットする
覚悟は出来ているんですかねえ?
記事の最後をそのまま引用しておこう。

「『日本政府がなしうる最も意義深い貢献』として
 『アフガンを安定させ、平和で安全に暮らせるよう
 助けることだ』と語った」


私はこの記事を読んで最初に出た言葉は
「日本はお前の家来じゃねえよ!」
私の不快感はもちろんこういう発言をして恥じない
傲慢不遜なアメリカの要人に
向けられているとは思いますが、一番気になるのは
こんな屈辱的な記事の書き方をしても
何とも思っていないらしい、
この記事の筆者の鈍感さですね。
どうも今の日本はアメリカの
ご機嫌伺いばかりしているように
見えてしょうがないですね。
こういう私のような感じ方っておかしいですかねえ?

もっと書きたいことはあるんですが、
明日は5時起きなんで、もう寝ますばい。
また明日・・・・・・・

2001-10-06-SAT

TORIGOOE
戻る