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| 3分間で、 最近のニュースを知る。 鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」 |
| 第562回 ほぼ日編集部樣 8月23日のニュースから 毎日新聞の2面の下に小さく出ている記事。 こういうことはあまり大々的に取り上げられないけれど、 ちゃんと押さえておいたほうがいいニュースだと 思いますので紹介しておきます。 「大阪弁護士会が国連に最高裁批判する要望書」 大阪弁護士会、国連、最高裁批判、 この3つの単語の組み合わせで先ず、 何だ?こりゃ?となりますよね。 ここで私の中で何だか音がし始める、 アラームの様なものと言えばいいか なあ、これがニュースの職人のセンサーが 働き始めるときです。 普通こういう単語の組み合わせは目にしないんです。 で、バーッとそれらが目に飛び込んできた瞬間に 一種の違和感とでも言うんでしょうか、 この記事をとりあえず読んでみようという気になるんです。 で、中身は? 記事によれば、 徳島刑務所が受刑者と弁護士の接見を 制限したことの是非をめぐってかつて訴訟があったそうだ。 1,2審の判決は国の自由権規約違反を認めたのに対し 最高裁は昨年、 受刑者の逆転敗訴の判決を言い渡したんだそうだ。 つまり徳島地裁と大阪高裁の判断は 告訴した原告側の言い分を認めた判決を出したんですね。 ところが、国の側が上告し、 高裁は1,2審とは 逆に国側の言い分を認める判断を下したというわけです。 最高裁というのは国にとっては最後の砦ですから、 ま、こういう逆転現象は行政訴訟 (つまり国や県など行政が訴えられること)では 時々あるんですが、 今回の大阪弁護士会の国連への要望書というのは 都道府県単位弁護士会としては初めてだと思います。 記事によれば、日本の最高裁が国際人権規約の中の 「公正な裁判を受ける権利を保障した規定の 重要性を理解していない」 ので、全裁判官に規約について 研修するよう最高裁に 国連人権高等弁務官から勧告するように 求めるものだという。 日本の司法制度は例えば 「代用監獄制度」を認めていたり、 国際レベルからいうと、大分遅れていると言われている。 犯罪者はもちろん悪いわけだけど、 それでもその犯罪者にも それなりの人権を認めるというのが近代社会のルールです。 しかし、日本では 今回の例のようにかなり考え方が古いというのが 実態のようで、こ こは国連からキチンと言ってもらいましょうか、 というのが大阪弁護士会の作戦のようです。 国連が改善の勧告をしてきたら 日本の最高裁はどうするんでしょうか? 何かリアクションをするんでしょうか。 それともまたいつものように 知らんふりをするんでしょうか。 こういう記事は結末までちゃんと見ないといかんですばい。 毎日新聞のこれを書いた「森野茂生」君(記者)、 見届けてよね!! 今日はここまで また明日・・・・・・・ |
2001-08-24-FRI
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