|
第546回
ほぼ日編集部樣
8月7日のニュースから
いつもの通りスポニチから読み始めて
なんてったって驚いたのは社会面の
「日本人最高齢!!60歳が出産」
という見出しだ。
これはやはり目を引きますばい。
60ですよ、60。
私とあまり変らんぐらいの人が、もちろん女性ばってんが、
子供を産んだげな・・・・・???
ふーん、記事の中身をちゃんと読まないまま、
しばし、呆然。そんなことがあるとや?
で、少し冷静になって記事を読んで分かってきた。
なるほど。
数日前にはイタリアの医師が
クローン人間誕生への挑戦をしようとしている
記事が出ていましたが、
こういう生命科学というのか、いや医学か・・・は
最近次々と常識を覆すことをやってのけるんですね。
これはひょっとすると朝日も毎日も
必ず載せているだろうな、と思い急遽チェック。
するとやはり予想通り朝日は
1面下にベタ記事扱いだけど割と目立つように
「米で対外受精した60歳が国内で出産
日本人で『最高齢』か」
の記事。
毎日はもうちょっと派手な扱い。
1面トップ横に横見出しで
「国内最高齢 60歳が出産
米で20代女性の卵子提供受け」
やはりこれは単に驚いているばかりの記事ではなくて、
大変なことらしい。
なぜって?それはこれまでの人間の生命誕生のあり方が
根底から変ってしまうからでしょうね。
スポニチや朝日、毎日の記事で
ざあーっとどういうことか紹介しておくと、
先ず60歳の日本人女性が、米国で検査を受けた結果、
「体力的に妊娠・出産に耐えられる」と診断された。
次に米国在住の20代の東洋人女性に
約4000ドル(50万円)を支払って
卵子の提供を受けたという。
その卵子を夫の精子で体外受精し、
昨年冬にその女性の子宮に戻して妊娠させた。
今年7月、彼女は目出度く東京都の慈恵医大病院で
帝王切開により出産。
母子ともに順調で、すでに退院しているという。
子供の性別などは発表されてはいないという。
日本では卵子提供による体外受精は日本産科婦人科学会が
会告で禁じている。
厚生労働省の生殖専門委員会は昨年、
卵子提供を認める見解を出したそうだ。
しかし、高齢で妊娠できない場合は
「出産に伴う危険や子供の養育の問題が生じる」と
禁止する方向だという。
でも、こうやって現実にアメリカで
検査や卵子の提供を受けて国内で出産できるとなると、
これはどうしても子供がほしい夫婦にとっては
かなり大きなニュースでしょうね。
もちろんその場合も母親は遺伝子的には関係なくて、
自分の体内で育てたという実感だけでの親ですね。
今回の女性の場合は50代半ばで結婚、子供を望んだが、
高齢を理由に「通常の方法では妊娠は無理」と言われ、
三年前、東京都千代田区にある
「卵子提供・代理母出産情報センター」を訪ねて、
米国での道があることを紹介されたんだという。
因に毎日の記事によると、世界最高齢の出産記録は
96年にアメリカでやはり卵子提供による出産で
63歳だそうだ。
人間の命の世界がどんどん変っていくのを
ただ呆然と見ているような気がします。
今日はここまでです。
また明日・・・・
|