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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第527回

ほぼ日編集部樣

仙台の筋弛緩剤点滴殺人事件という長ったらしい事件名の
初めての裁判が仙台地方裁判所で11日開かれました。
傍聴してきました。
初公判は冒頭から検察、弁護双方が「異議」を連発する
緊迫したやり取りになりました。
しかし、全体に改めて
冤罪の可能性を感じさせるものでした。
検察側は予想通り被告が点滴液に筋弛緩剤を混入し、
患者を殺害しようとしたという主張でしたが、
肝心の点で、具体的な事実の指摘が不足して、
状況証拠の積み重ねという苦しい展開のようです。

一方、弁護側は
「事件とされているものはどれもそもそも事件性はなく、
医療過誤や病状の急変で説明がつくものばかりだ。
従ってこれは幻の筋弛緩剤殺人事件だ」と明解に言いきり
今後の裁判の対立の構図が明確に見て取れました。

普通、刑事事件の裁判は被告が犯罪を犯したか、
犯してないかが争点になり、
事件そのものがあったか、なかったかなどは
問題になることはないんです。
ところが、今回は事件性はないという弁護側の主張と
被告の犯行を主張する検察側の争いという
一風変わった裁判になりそうなんです。
今後の展開が興味深いですねえ。

今週の「スクープ21」は
この事件を根底から覆すような
重大な証言に基づく特集を放送します。
ご期待下さい。

今日はこの辺で、もう1時35分か・・・・・・・わっ!
また明日・・・・・

2001-07-12-THU

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