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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第519回

ほぼ日編集部樣

7月3日のニュースから

スポニチの社会面にこんな見出しの記事が出ていた。

「"夫婦共闘"宣言 畑恵議員
 自民の公認得られず」

 
あの畑恵さんだ。船田元・前衆院議員と結婚し、
マスコミから「政界失楽園」などとからかわれ、
あげくにかつては自民党のプリンスとまで言われた
その船田さんはあえなく昨年の衆院選で落選。
今度は自民党が現職議員の畑さんを公認しないというのだ。

もう踏んだり蹴ったりじゃないか。
畑さんは船田さんを
強引に前の奥さんから奪ったという
イメージがあるからというのだろうか、
「畑さんでは票は取れない」という判断で、
公認されなかったようだ。
しかし、畑さんは無所属で東京選挙区から
立候補するという。
記事によれば、
「公認を得られなかったのは
 脱利権政治を掲げたため」
と畑さんはいってるそうだ。
で、
「このいきさつが有権者に伝われば勝てると思う」
とも言ってるという。
そうかなあ・・・
そんなに世の中甘くはないんだけどなあ・・・・
正直心配だ。
私が新聞社からテレビに移ってきて
最初にコンビを組んだのが畑さんだった。
どちらかといえば猪突猛進の方で、
あちらこちらにぶつかり誤解も受けやすい方だった。
夫の船田さんも今回
「できる限り後押しをしたい。
 マイクも握りますし、遊説車にも乗るつもり」
だそうだ。
記事の最後には畑さんのこういう言葉が出ている。
「政治のパートナーとしての
 私たちの生きざまを見てもらいたい」
今どき「生きざま」という表現は
使うのが恥ずかしいくらいなんだけど、
こういうフレーズを
平気で口にできるところが畑さんらしい、
といえば畑さんらしいところだ。
記事で見ると畑さんも39歳になったのか・・・・・
そりゃあ、そうだよね
私も60の坂を越えたんだもんね。
記事には2人がガッツポーズを取っている写真が
かなり大きく出ている。
まあ、こういう取り上げ方をされるだけでもいいか。
他の人はどう言おうと私は気にしながら
行方を見ていきます。

スポニチからもう1本。
社会面に「政界ヒソヒソ話」とコラムがあるが、
ここで小泉首相のアメリカでの発言が
その真意をめぐって波紋を広げていると指摘されている。
小泉さんはこういう発言をしたらしい。
「日本発の世界恐慌は起こさない」
日米首脳会談の後の記者会見で言った
この発言が日本国内で波紋を広げているというのだ。
それほどのことかなあ・・・
私はそう思うとばってん、記事によれば、
「首相も景気悪化に、
 とうとう何らかの
 景気対策が必要と思い始めたのではないか」
こういう首相の方針転換説が
自民党の内部に出て来たんだそうだ。
記事が指摘するところでは、首脳会談の成功で、
このところ低迷気味の株価にも
好影響が出ると首相官邸側は期待していたが、
週明けの株式市場は
日銀短観が「景況感大幅に悪化」と出たために
株価もダウン。
官邸側の思惑は見事に外れてしまったということらしい。
そこで、というかやっぱりというか、
自民党の青木参院幹事長が言ったそうだ。
「異常な小泉人気に隠れて、
 景気が議論されなかった。
 しかし、景気は悪くなりつつあり、大きな課題だ」
とうとう出たぞ。
これは9月に一斉に吹き出してくる
景気悪化を何とかしろ、このままでいいのか、
もうこれ以上は我慢できない、
方針の転換だなどという大合唱のほんの序曲だろうな。
先程テレビのニュースでやっていたけれど、
自民党は
選挙用に小泉首相の掲げる方針と異なる
「政策」なるものを決めたそうだ。
例えば、道路特定財源の見直しと
一般財源化は完全にそこからは省かれているそうだ。
小泉さんがアメリカから欧州へ旅行中に、
留守中に一部幹部がこんなことをして、
結局は参院選で有権者にソッポむかれることに
なるはずだが・・・
先ごろの世論調査では自民党の支持率は
50%を超えていた。
これはあくまで小泉人気におんぶしての話なんで、
小泉さんを追い込むような自民党には
有権者はついてこないと思うよ。
森首相のときの自民党の支持率がどんなもんだったか、
少しは思い出した方がいいと思うんだけど・・・・・
ま、自民党の皆さんは忘れっぽいんだからねえ・・・・

ここまででお休み
また明日・・・・・

2001-07-04-WED

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