TORIGOE
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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第509回

ほぼ日編集部樣

6月23日のニュースから

今何かと話題の人物といえば、
マリナーズのイチローと、外務大臣、田中真紀子さん。
どちらもハラハラドキドキで、面白いんですが、
中身は大分違う。
イチローは期待の先を行く。
これぐらいはやるだろうと思っていると
その先へ行ってしまう。
すごいんですね、その期待外れの部分が。 
外れ、といっても彼の場合は上の方に外れてしまう。
そこへいくと、真紀子さんの場合は期待が
ボロボロと崩れていく外れ方。
最初の期待の残像があるのでこれはきっと
何かの間違いじゃないか、本当はそうじゃないんだよね、
とまだ期待はつながってはいる。
ばってん、やはり「ウソ」は困る。
あまりに前言を翻すことが多い。
ここが致命傷にならなければいいがなあ・・・・
今日、日曜日の「スクープ21」はアメリカへ行った
真紀子さん、鈴木宗男さんと戦う真紀子さんを取り上げるが、
はっきり言って外務省の官僚もひどい。
宗男さんのあのやり方も度を越している。
衆院外務委員会を個人的恨みを晴らす場に使うのは
どうかと思う。
が、真紀子さんの、本筋とは違うところで剥がされていく
仮面の様なものについてはどう言えばいいんだろう?
ま、見て下さい。

もう一本はマンガ復活を試みて成功に導いた男達の物語です。
「週刊コミックバンチ」の話です。
実は私はコミック誌の熱心な読者でして、
「ビッグコミック」
「スピリッツ」
「オリジナル」
「スペリオール」
ビッグコミック系4誌は必ず読んでいるんです。
海外に取材で出掛けるときは発売日をメモして
家人に買っておいてもらうほどです。
よく「日本では電車内で大人がマンガを読んでいる」
というような、いかにもヒドイ国、程度が低い国みたいな
言い方をされますが、これには異論ありですばい。
そういう人は一度でいいからビッグコミックを読んでみたら
いいと思いますね。
コミック誌には私たちが新聞やテレビで得られないような
多様な情報がいっぱい詰まっているんですよ。

さて、今日のニュースは・・・・
もう寝ないといけないので、朝日新聞の15面、
「私の視点 ウイークエンド」
の欄に掲載されている、斎藤貴男氏(ジャーナリスト)の

「世襲 日本人はなぜ2世に甘いのか」

という原稿を面白く読んだことだけを記しておきたい。
書き出しで目をとめた。

「松田聖子の一人娘、SAYAKAがタレントデビューした。
 ワイドショーによれば、同名のシンガーが先に
 活動していたとわかり困っているという。
 レポーターが聖子2世を「本物のSAYAKA さん」
 と形容し、自力で世に出た者をニセモノ呼ばわり
 したことが許せなかった」

斎藤氏によれば、日本ではあらゆる世界で
今2世が跋扈しているという。
確かに政治家では総理大臣をはじめ数え始めたら
きりがないほどだ。
芸能、スポーツ、企業にも2世は氾濫している。
斎藤氏によれば、これは日本に民主主義が根づいていない
ことの象徴だという。
私はこれは戦後56年、日本社会がこれという
大変動もなく安定してきたこと
の結果だと思う。固定した社会では子どもが親のあとを
継ぐというのはごく普通なことなんだろう。
その結果機会の平等性が失われれば、
社会の活力は衰えていくに違いない。
で、落ちるところまで落ちたらまた少しはましに
なっていくんでしょう。
世の中というものはそういう繰り返しかもしれないなあ・・・・

今日は何を書いたんだか分らない。
こんなんでいいのかなあ・・・・・と自問しつつ寝るぞ!

また明日・・・・

2001-06-24-SUN

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